神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生

神は賽子を振らない

補正予算が終わると、平成8年度の予算に取りかかった。当時は07大綱という新しい防衛大綱が策定され、師団を旅団化し、陸自の人員を18万から16万体制に移行する最初の年だった。

「定員は削って小さくする代わりに、実員は全部ぎゅ ...

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神は賽子を振らない

火箱は業計班長として平成8(1996)~9年度の予算を担当したが、その前に手がけて最初の仕事となったのが二次にわたる補正予算だ。
阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件から得た教訓により、自衛隊に足りなかった装備をこの補正予算で確保 ...

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神は賽子を振らない

「体のため、健康のため、体力維持のため」と連日走り、その結果レンジャー時代に匹敵する体力を取り戻し絶好調だと思っていたのに、乾ききった体に水分も取らず、プリン体たっぷりのアルコールを流し込むことで痛風になってしまったとは痛恨の極みだっ ...

神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生

神は賽子を振らない

西方総監部で訓練班長を務めた後、火箱は1992(平成4)年58月から統合幕僚学校第32期一般課程学生(目黒)に入校した。
自衛隊は階級に応じた教育があり、陸自の場合、CGS(指揮幕僚課程)を修了した幹部自衛官は2佐または1佐で ...

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神は賽子を振らない

さて、雲仙普賢岳では火砕流、雨が降れば土石流の危険がつきまとっていたが、九州全体でも土石流の危険が高まっていた。梅雨の時期は迫っているし、梅雨の後は台風の季節になる。
地盤のゆるんだ場所の倒木を放置しておけば、土石流、土砂流が ...

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神は賽子を振らない

西部方面総監部で災害派遣を担当したのは防衛課運用班で、訓練班
長の火箱が直接関わったわけではない。しかし奔走する運用班長を
支援し、運用班を手伝うことはよくあった。
火砕流に巻き込まれ、運転席に座ったまま亡くな ...

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神は賽子を振らない

雲仙普賢岳の大規模火砕流は死者・行方不明者43名、家屋焼失・倒
壊179棟という大惨事を引き起こした。

普賢岳は、1792年には日本史上最悪の火山災害が起こり、肥前、肥
後両国で1万5000名以上の死者が発 ...

対馬の3自衛隊

対馬の3自衛隊

今週からは対馬の海上自衛隊の部隊をご紹介します。

連載の最初にお伝えしたとおり、対馬はその地理的位置から、古来より大陸および半島との交流の結節点であると同時に、その脅威にさらされる戦略的な用地でした。現在の対馬海峡も変わら ...

対馬の3自衛隊

対馬の3自衛隊

対馬駐屯地についてさわりだけしかご紹介できていませんでしたが、今週はその続きからです。

対馬駐屯地の所在部隊は、西部方面隊所属の対馬警備隊をはじめ、第304基地通信中隊対馬派遣隊、第436会計隊、防衛大臣直轄部隊第134地 ...