日本に足りないシステム&法整備(7)
4月からスタートした伊藤俊幸氏のインタビュー記事、「GSOMIAの裏側と韓国人の米国依存」「日本×統一朝鮮というシナリオ」「日本周辺の軍事力状況」、そして現在の「日本に足りないシステム&法整備」と続いてきました。1冊のムックに掲載され ...
日本に足りないシステム&法整備(5)
不審な船を日本に近寄らせないためには、まずは衛星やレーダーなどを駆使した複合的かつ専門的に目標の整合ができるシステムが必要ですし、そのためには省庁横断的な人員の確保をしなければ監視などできるはずがありません。
統一朝鮮から海路 ...
日本に足りないシステム&法整備(4)
「日本×統一朝鮮というシナリオ 第7回」の最後で「海上から日本に接近させないようにするため日本に必要なこととしては、MDA(海洋状況把握)の機能をもっと向上させること」と、MDA(Maritime Domain Awareness)に ...
日本に足りないシステム&法整備(3)
在日米軍と一口で言いますが、実は陸・海・空・海兵隊の任務はばらばらです。横田に所在する在日米軍司令官は米空軍軍人ですが、在日米軍司令官としてはインド太平洋軍司令官の日本代表という政策担当者としての位置付けで、もうひとつの任務は第5米空 ...
日本に足りないシステム&法整備(2)
冷戦中、防衛予算は、国会では「日本に対する目に見える脅威とはなんなのか?」と質問され、これに回答してもなかなか国民の支持を得ることが難しい問題でした。「日本人は水と安全はタダと思っている」と言われていましたから。
ところが19 ...
日本に足りないシステム&法整備(1)
イデオロギーという弊害
ここ数年でようやく自衛官OBが公の場でものを言えるようになりましたが、20年前だったらあり得ませんでした。それは日本に根深くはびこる軍事アレルギーと、未だに残る冷戦中のイデオロギーのせいだと思います。 ...
日本周辺国の軍事力状況(4)
中国は統一朝鮮軍を利用して尖閣を取る前に、まずは台湾を取っているかもしれません。ただそのシナリオはさすがにアメリカが許しませんから、尖閣を取ってみて、アメリカがあまり出てこないようなら「よし、次は台湾に行こう」いうケースならば考えられ ...
日本周辺国の軍事力状況(3)
韓国の軍事力についての続きです。
ただし韓国海軍の兵士の士気は高いです。といっても私がもっとも親しく付き合いがあったのは将官や佐官以上のクラスなので多少主観的になるかもしれませんが、彼らは非常に優秀でしっかりしていました。それ ...
日本周辺国の軍事力状況(2)
GDPが日本の約3分の1、150兆円程度しかないロシアにあれほどの発言力があるのは、腕力(武力)と武器を作る能力を交渉力として、今でも他国に圧力をかけられるからです。しかも自分たち独自のルールを平気で押し付けてきます。国連も関係ないと ...
日本周辺国の軍事力状況(1)
日本の周辺には残念ながらロシア、中国、北朝鮮という「他国を脅すのが大好き」な国がいるので、日本が常に脅威にさらされているのは事実です。
この3カ国の中で、日本が直接戦うかもしれないという蓋然性が高い国は中国です。「尖閣諸島 ...