陸自の演習場整備(8)
先週は演習場の境界線の塚石探しやそこの除草についてご紹介しました。今週は砂防ダムの整備をご紹介します。
砂防ダムは演習場内を流れる自衛隊川(正式な河川の名称です。鮭も遡上します)にあり、堆積したがれきやゴミ等を除去し、周辺の除 ...
陸自の演習場整備(7)
除草は道路わきだけでなく、演習場と民有地の長い境界線も含みます。外柵がない部分の境界線は塚石で示されています。
20年ほど前、もともとあったはずの境界線が次第に曖昧になったり不明になったりしていたため、改めて塚石を探すことにな ...
陸自の演習場整備(6)
演習場整備には、除草のようにそのつど完結する整備もあれば、「新たに取り組む射撃訓練に合わせた射場をつくる」「道路を拡張する」といった、一度の整備では終わらず数年かける計画で段階的に進める大がかりな整備もあります。そのような整備によって ...
陸自の演習場整備(5)
先週、「演習場は陸上自衛隊の道場」というお話をしました。私は現場でその話を聞いて非常に腑に落ちたのですが、理解しかねる一般の方もいるようです。取材した鬼志別演習場整備の様子は名寄駐屯地広報班が各種SNSでアップしたのですが……
陸自の演習場整備(4)
先週は演習場整備における隊員たちの「住」部分を中心にご紹介しました。今週もその話の続きからです。
宿営地エリアで唯一新しい建物が炊事場です。
これは数年前、ついに屋根が崩落したことで新たに建てられました(崩落しなけ ...
陸自の演習場整備(3)
先週、コラムの最後に整備期間中の1日の流れをざっくりとご紹介しましたが、1700の終礼後の過ごし方に夕食や入浴のほか、「零細時間を活用した訓練等」とありました。
この訓練は各中隊で計画し、格闘訓練やARM‘S訓練等が中心ですが ...
陸自の演習場整備(2)
鬼志別演習場の整備を担当する第3即応機動連隊が第3普通科連隊から改編された経緯と背景についても触れておきます。
冷戦時代の日本にとっての脅威はソ連であり、着上陸される場所として想定されていた北海道には陸上自衛隊の火力や火砲 ...
陸自の演習場整備(1)
毎年、春・秋の年に2回実施されている陸自の演習場整備。演習場に泊まり込み数100名単位で10日前後かけて行なう大がかりなものですが、その詳細はほとんど知られていません。
今回は日本最北の演習場である鬼志別演習場整備を取材、草刈 ...
日本に足りないシステム&法整備(7)
4月からスタートした伊藤俊幸氏のインタビュー記事、「GSOMIAの裏側と韓国人の米国依存」「日本×統一朝鮮というシナリオ」「日本周辺の軍事力状況」、そして現在の「日本に足りないシステム&法整備」と続いてきました。1冊のムックに掲載され ...
日本に足りないシステム&法整備(5)
不審な船を日本に近寄らせないためには、まずは衛星やレーダーなどを駆使した複合的かつ専門的に目標の整合ができるシステムが必要ですし、そのためには省庁横断的な人員の確保をしなければ監視などできるはずがありません。
統一朝鮮から海路 ...