楠木正成の統率力 家村和幸

終戦70周年記念出版 『大東亜戦争と本土決戦の真実―日本陸軍はなぜ水際撃滅(すいさいげきめつ)に帰結したのか―』(260ページ 定価1600円+税 並木書房)


ごあいさつ

 

 こんにちは。日本兵法研究会会長の家村です。

 

 今から約680年前、後醍醐天皇の討幕挙兵に
いちはやく出陣した大楠公こと楠木正成は、
その天才的な兵法と優れた統率力で鎌倉幕府を
滅亡に追い込み、さらに賊軍となった足利尊氏が
率いる軍勢を散々な目にあわせました。
こうした楠木正成の活躍を余すところなく描いた
古典が『太平記』であり、その軍事解説書が
『太平記秘伝理尽鈔』です。
これらには、楠木正成という人物がただ智謀に
富んでいただけではなく、仁愛と智恵と勇気を
兼ね備えた「誠心の武将」であったことが記されています。

 

 今回から連載させていただく「楠木正成の統率力」では、
全40巻に及ぶこの『太平記秘伝理尽鈔』などの中
から「楠木正成が自分の郎従たちをどのように統率し、
当時における最強の軍勢を育てたのか」という
テーマでいくつかを抜粋し、現代語に訳して紹介
いたします。

 

 これらを読めば、楠木正成こそ我国の歴史上
「最高の統率力」を発揮した人物であることがよく
解ります。戦後体制といわれるものが瓦解しつつあり、
多くの困難に直面している現在の日本では、
あらゆる組織で単なる偏差値秀才型リーダー
ではなく、統率力を有する真のリーダー、真の
トップエリートを必要としています。今こそ、その手本
を楠木正成に学ぶべきではないでしょうか。

 

 本年12月までの約半年間にわたる長期連載を
予定しております。どうか最後までお付き合いください。

 

(2014年5月23日)

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