陸自の演習場整備(11)

演習場整備のご紹介、今回が最終回になります。最後は「ミリミリの整備ができるという強み」についてです。
取材したのは秋季の演習場整備ですが、春季の場合、除草作業は秋よりも軽くなるものの、雪が残っていることもありスケジュール通 ...
陸自の演習場整備(10)

今週の演習場整備は、初めて演習場整備に参加した新隊員にクローズアップします。
4月に入隊した新隊員は、入隊後最初の3カ月で陸上自衛官としての基礎を学ぶ新隊員前期教育を受け、その後職種に応じた部隊でおおよそ9月中旬まで後期教 ...
陸自の演習場整備(9)

3即機と2偵は草刈り機等を除きおもに人海戦術で整備を進めますが、第2施設大隊は重機による整備として、グレーダーによる道路整備や専用機材によるウッドチップの加工、油圧ショベルにグラップルを装着し積載、卸下等を担当します。
道 ...
陸自の演習場整備(8)

先週は演習場の境界線の塚石探しやそこの除草についてご紹介しました。今週は砂防ダムの整備をご紹介します。
砂防ダムは演習場内を流れる自衛隊川(正式な河川の名称です。鮭も遡上します)にあり、堆積したがれきやゴミ等を除去し、周辺の除 ...
陸自の演習場整備(7)

除草は道路わきだけでなく、演習場と民有地の長い境界線も含みます。外柵がない部分の境界線は塚石で示されています。
20年ほど前、もともとあったはずの境界線が次第に曖昧になったり不明になったりしていたため、改めて塚石を探すことにな ...
陸自の演習場整備(6)

演習場整備には、除草のようにそのつど完結する整備もあれば、「新たに取り組む射撃訓練に合わせた射場をつくる」「道路を拡張する」といった、一度の整備では終わらず数年かける計画で段階的に進める大がかりな整備もあります。そのような整備によって ...
陸自の演習場整備(5)

先週、「演習場は陸上自衛隊の道場」というお話をしました。私は現場でその話を聞いて非常に腑に落ちたのですが、理解しかねる一般の方もいるようです。取材した鬼志別演習場整備の様子は名寄駐屯地広報班が各種SNSでアップしたのですが……
陸自の演習場整備(4)

先週は演習場整備における隊員たちの「住」部分を中心にご紹介しました。今週もその話の続きからです。
宿営地エリアで唯一新しい建物が炊事場です。
これは数年前、ついに屋根が崩落したことで新たに建てられました(崩落しなけ ...
陸自の演習場整備(3)

先週、コラムの最後に整備期間中の1日の流れをざっくりとご紹介しましたが、1700の終礼後の過ごし方に夕食や入浴のほか、「零細時間を活用した訓練等」とありました。
この訓練は各中隊で計画し、格闘訓練やARM‘S訓練等が中心ですが ...
陸自の演習場整備(2)

鬼志別演習場の整備を担当する第3即応機動連隊が第3普通科連隊から改編された経緯と背景についても触れておきます。
冷戦時代の日本にとっての脅威はソ連であり、着上陸される場所として想定されていた北海道には陸上自衛隊の火力や火砲 ...