神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生(35)
思いもよらなかった異動先に気落ちしたものの、駆け出しの頃、世話になり尊敬していた上司が自分を買ってくれていたのはうれしかった。それに行きたくないと言ったところで、行かねばならないのが自衛隊である。気持ちを切り替えるしかなかった。着任し ...
神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生(33)
陸幕広報室の報道担当として働いていた最初の一年、火箱は第一空挺団普通科群の中隊長着任に伴い引っ越してきた習志野の官舎から、六本木の防衛庁まで通勤していた。
広報の朝は早い。七時までに新聞各紙朝刊に目を通して自衛隊に関する記 ...
