神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生

神は賽子を振らない

さて、雲仙普賢岳では火砕流、雨が降れば土石流の危険がつきまとっていたが、九州全体でも土石流の危険が高まっていた。梅雨の時期は迫っているし、梅雨の後は台風の季節になる。
地盤のゆるんだ場所の倒木を放置しておけば、土石流、土砂流が ...

神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生

神は賽子を振らない

陸幕広報室の報道担当として働いていた最初の一年、火箱は第一空挺団普通科群の中隊長着任に伴い引っ越してきた習志野の官舎から、六本木の防衛庁まで通勤していた。

広報の朝は早い。七時までに新聞各紙朝刊に目を通して自衛隊に関する記 ...