中共政府が設定したADIZ

2019年2月6日

【防衛省 http://www.mod.go.jp/j/approach/defense/ryouku/index.html】
2013/11/23、中国政府は、我が国固有の領土である尖閣諸島の領空がその範囲に含まれる「東シナ海防空識別区」を設定し、当該空域を飛行する航空機に対し中国国防部の定める規則を強制し、これに従わない場合には中国軍による「防御的緊急措置(defensive emergency measures)」をとる旨を発表した。
中国側がこうした空域を設定し、自国の規則に従うことを義務付けることは、東シナ海における現状を一方的に変更し、事態をエスカレートさせ、現場海空域において不測の事態を招きかねない非常に危険なものである。また、今回発表された措置は、国際法上の一般原則である公海上空における飛行の自由の原則を不当に侵害するものであり、当該措置は我が国に対して何ら効力を有するものではないとして、我が国政府は外交ルートを通じて中国政府に対して直ちに厳重抗議するとともに、公海上空における飛行の自由を妨げるような一切の措置の撤回を求めている(2013.11.24外務大臣談話(外務省ホームページへ))。
また、同日に、Tu-154情報収集機及びY-8情報収集機型がそれぞれ東シナ海を飛行した。中国空軍は、「東シナ海防空識別区」の設定を発表後、初めてのパトロール飛行を実施した旨公表している。
防衛省HPより http://www.mod.go.jp/j/approach/defense/ryouku/index.html