軍事図書情報について

2019年2月6日

あなたは、戦略、情報、兵法・・・軍事、軍事史、地政学、武器・・・などなどの参考
文献はどのように接していらっしゃるでしょうか?

この分野では、大小の様々な図書館の利用が最も考えられやすいものです。
しかし、これも興味深いところなのですが、”戦後日本”という時代的流れ、そして、
図書館を仕切る人々の思想的偏向もあり、図書館では、偏った左翼系出版物を多数目に
することはあっても・・・バランスのとれた内容のものは殆どない・・・のではないで
しょうか?
ちなみに・・・葵祭りで有名な京都の下鴨神社などでは参道になっている”糺ノ森”の
ところで夏に露天の古書市が開催され、多数の人々で賑わいますが、かつて・・・見て
いて面白いと思ったのは、たくさんの腐ったような左翼思想の全集のような本が二束三
文で売られていたところでした。
多数の左翼本が二束三文・・・ということは、かつて、これほどまでに「信仰」してい
た人たちがいたのだなあ~ということです。
世界的趨勢として、人々の意識が変わり・・・もう、お呼びでなくなった左翼思想であ
るからこそ、価値もなくなった=需要がない・・・ということでありましょう。
そして、需要が高まって来ているのは、そのような戦後日本の歴史的流れの中で静かに
出版され読まれた本であり、あるいは戦前から保存されてきた古書でありましょう。
特に、”戦い”に関する本を求めると・・・一般書店に並んでいるものは当然として、
やはり・・・どうしても”古書店めぐり”ということになってきますが、その手の専門
店となると・・・難しいところです。
ここでユニークな古書店を紹介しておきましょう。それは、※「軍学堂」です。
※ http://www15.ocn.ne.jp/~gungaku/
以前、横浜にあったのですが、本年2月に東京・神田(靖国通りと明治大学通りの交差
点)に移転されてきました。
好きな方なら・・・何時間でも立ち読みしてしまいそうなところです。
首都圏にお住まいの方なら、一度は立ち寄ってみる価値はあります。
また、ここが主催する「軍学講座」は、講師陣が興味深く、軍事を学ぶには良い機会を
与えてくれていると思います。
「軍事図書情報」についてですが・・・
兵頭二十八氏も提唱されていますが、やはり、民間有志で一つの機関を設立する時機に
来ていると思います。
著者としても、そのようなところへ・・・これまで使ってきた関連書籍を大小200冊ぐ
らいは寄贈できるので・・・一つの軍事図書館(その実体は、広く社会科学に人文科学
の書籍が集まって来るものと思います)のようなものを民間で設立して・・・みんなで
情報を共有するべきであると思います。
現在とは・・・本当の地政学、それに地域研究(本格的な外国語学のやる分野)の知識
を得る良き機会をみんなで考えるべき時代に突入してしまっています。
日本は刻々と”変化”(改築あるいは増築あるいはその両方)というよりも”変容”
(更地にして立て直し)の時代になっています。
そして、この変容というキーワードの理解と実践には・・・
孫子塾・通信講座 http://sonshi.jp/sub10.html をオススメします!