あなたは戦略家! 無から有を生ずる?
現在、東北地方を襲った大地震の災害派遣に多くの自衛隊の方々が従事されています
が、最近、現場で遭遇された興味深いお話しを聴く機会がありました。
それは、津波に襲われた地域では「自治体」そのものが機能を消失しているところも
あって、誰が主導権を持って救助活動や復興支援を行うのか、明白ではない地域が存在
していること・・・
災害に遭われた方々のご遺体の捜索の後、そのご遺体を安置するに際して、あまりの
犠牲者の数の多さに自治体などから指定された場所がすでに満杯になってしまっている
ので、どうしようもなく他の場所に仮安置しようとすると、警察の方から「遺体遺棄
罪」に抵触するので・・・とか言ってきたこと・・・
(自衛隊は、本当は、被災地での各種の刑事事件対策をはじめ治安維持などの警察業務
も必要になって来ていると思われます。)
あなたは、このような話しを聞いて・・・戦後日本のスキというものが見えて来ません
か?
要するに、東京電力の放射能汚染の元凶の形成や事後対策、政権を握る民主党の政治家
たちの「拙き善後策」にも共通する流れでもあります。
災害地域の現場とは、「非常時」であり、この非常時とは、「戦時」と等しき国家の
一大事を迎えている時であります・・・
そして、このような「異常事態」と「非常事態」に共通することは何か?
それは・・・
現状維持のシステムである「法」が通用しない世界が現れているのです。
その「法」を超えて考え対処することが出来ない”偉い人”たちがいる・・・
それが東京電力とか民主党の政治家とかは丸わかりですが・・・・非常時の現場で現実
を見ないで法を振りかざしてしまう人たちである・・・
法とは知識の世界・・・
法の通用しない世界とは知恵の世界です。
戦略、情報、兵法、地政学・・・これには法が通用しない時(天)と所(地)で人は、
如何に生きて行くべきなのか・・・ということでもあります。
この法なき世界、この対処を自由に思考し実践できる人にならなければなりません。
即ち、「法」という人為的なものを超えた「自然」や「宇宙」といった次元に感応する
器量が本当は、人ならば誰にでもあるのに、自分でおかしな勘違いをしているのが現代
日本人である・・・
そもそも、ですが・・・「天地人」と聞いて・・・天と地という限界があって人が居
る・・・というような感じを受けます。が・・・・
「限界を超えた」ところを考えるのが「天地人」の本意でもあります。
天は無限、地は無限、そして人は無限です。
しかし、この言葉に対し、”戦後日本式の脳”では「限界」を創り上げてしまっている
のです。
「法」が通用しない事態を解決する人は、”英傑”と呼ばれます。
この戦後日本に消えて久しき”英傑”の再生(まさにルネッサンスですね)・・・
これがあなたにも一つの機会としてやって来ている・・・それは、自分に気が付くこ
と、「己を知る」ことが最初の一歩なのです!
「無から有を生じる」・・・まさにクリエーション(創造)ですが、どっぷり”受験勉
強脳”になってしまった人たちにとっては最も怖れる体験なのでありましょう。
だから・・・逃げる・・・無意識に・・・です。
“彼ら”は、戦略家でもないし、政治家でもないし、経営者でもないし、といって法を
忠実に遵守する善良な心根の日本国民でもないことは明白になっています。
あるのは肩書きとか、そんなものですね。
戦略、情報、兵法・・・これは、文学の批評者のように、そもそも自分とは別に生きて
いる作家の書いた小説を褒めたり貶したりして、あれこれ言ってインテリを気取ること
ではありません。理屈とか・・・ミソとクソは何にでもひっつくものです。
あなたが作家になり、無から有の作品を生じさせることをすることこそ・・・戦略、情
報、兵法では”真実”のことなのです。
このような新たな”意識”があなたを戦略家に変身させるのです!
無から有を生じさせることが可能な人になる・・・
あなたは諦めたり、自分を制限する必要はありません!
一人一人が戦略家になって行けば・・・愚かな戦後日本がやっと往生するのです!