【読者投稿】「ぼくらの祖国」  青山 繁晴 (著) を推薦します。

2019年2月6日

「ぼくらの祖国」  青山 繁晴 (著) を推薦します。
この本の特徴は、「祖国とは何か」「愛国心とは何か」
を一個人(著者)の行動を通じて読者に痛烈に
問いかけていることです。
元新聞記者で安全保障の専門家である著者が、
安保問題に対する日本政府の対応を調べ、
数々の事なかれ主義、妨害に屈せず、素人にも
解りやすく安保問題の実情を記しています。
拉致問題、福島原発、メタンハイドレートなど、
メディアからは知らされない側面を知るだけでなく、
自らの保身・利益を顧みずただひたすら日本の
為、子孫のために奔走している著者の姿を通し、
読者自身に「このままでいいのか?」と
問いかけているのです。(おき軍事さまと同じですね。)
そして筆者の強い意志と深い愛国心が著書を
通して伝わってきます。特に注目すべきは
硫黄島で祖国を守るために、また家族を守る
ために想像を絶する過酷な環境で体を張って
戦ったわが英霊に対する深い敬愛の念です。
私は自分の無知を恥じ入るとともに、祖国を
守ってくださった先輩方に戦後ひどい仕打ち
をしてきたことを読むたびに何度も何度も
涙が頬を伝いました。
戦後教育を受けてきた私にとって、硫黄島は
「激戦地」としか知りませんでした。
そこで、どんなに深い愛情と愛国心をもって
果敢に戦った立派な日本人がいたのかを
知ることで、自分の中に祖国日本と日本精神
を強く感じ、「国防とは何か」を深く考えさせられました。
この本は私のような素人向けの本です。
安保問題に対する知識を求めているので
あれば物足りないかもしれませんし、著者の
原発に対する見解も異論が色々あると思います。
「軍事情報」の読者様には常識的なことが
書かれているだけかも知れませんが、あえて
推薦する理由は私たちの「愛国心」を問いかけて
いるからです。
国防には「知識」と「愛国心」が車の両輪の様に
なくてはならないものだと思います。
これらの本によって日本人の愛国心を喚起し育て、
より多くの人が歴史の真実を学び国防に関心を
持つことを願っています。
「ぼくらの祖国」  青山 繁晴 (著)
(さくら)