【本の紹介】『密着撮影 素顔の自衛官』 著:伊藤悠平

元・陸上自衛官のカメラマンだから撮れた!

『密着撮影 素顔の自衛官』
著:伊藤悠平
定価: 1,000 円+税
発行日: 2023-04-08
発行:ワニブックス
https://amzn.to/3onPrMB

こんにちは、エンリケです。

自衛隊の真の姿、自衛官たちの素顔をのぞき見るこ
とができるこのガイドブックは、手のひらサイズで
す。

この本の魅力は、現役の自衛官たちがそのまま登場
していることです。そして、写真には「実際の自衛
隊、自衛官の姿」が写し出されています。
装備や武器の傍らには、笑顔の自衛官たちの姿が、
まるで「ここだけの1枚」を見るかのような感覚に陥
ります。

特に心に響くのは、感情に満ちあふれた自衛官たち
の姿です。著者であり元自衛官でもある伊藤さんは、
自衛官としての心揺さぶられる瞬間を熟知していま
す。
撮影される自衛官たちも、伊藤さんのカメラの前で
は特別な表情を見せているのかもしれませんね。

貴重なショットの数々が、私たちの自衛官のイメー
ジをガラリと変えてくれます。その一瞬一瞬が、全
カラーでこの一冊に収められ、詰め込まれています。

写真に、豊富な知識が満載されたキャプションが添
えられているところも嬉しいポイントです。これに
よって、読者はより一層の理解と喜びを得ることが
できます。

この素晴らしいガイドブックは、自衛隊の世界をあ
なたの目の前に広げてくれます。そしてあなたは、
自衛官たちの真の姿を知り、彼らの奮闘と情熱に触
れることができるでしょう。

著者はこの方

PROFILE
伊藤悠平(いとう ゆうへい)
写真家。1978年生まれ、三重県出身。
大学在学中の2001年に陸上自衛隊に入隊。
コンパクトデジタルカメラに出会い写真を始める。
中隊広報陸曹に任命され、自衛官の姿や訓練風景を
撮影。
約7年間自衛隊に勤務後、カメラマンを目指して依願
退職。
現在は商業カメラマンとして仕事をする傍ら
写真家として自衛官たちの素顔を撮り続けている。

2020年に刊行された写真集『素顔の自衛官』を基に
大幅な加筆修正と写真の追加が行われて構成された
作品で、写真集『素顔の自衛官』をお持ちの方でも
手にする意味がある内容です。

『密着撮影 素顔の自衛官』
著:伊藤悠平
定価: 1,000 円+税
発行日: 2023-04-08
発行:ワニブックス
https://amzn.to/3onPrMB

軍人は国家に対する高潔な誓いを捧げた人々です。
私たちはこの高潔さを冷静に評価し、それを「普通
に」「当然のこととして」「日常的に」「自然に」
称える国民でありたいと思いませんか?

そのような態度が取れない理由はただ一つ、

「無知だから極端に走る」

からです。

解決策は、この本のような情報源を通じて「実際の
自衛官の姿を知る」ことです。

鮮明で正鵠を射た印象を与える、劇的ではないが現
実の自衛官や自衛隊の姿を伝える視覚作品が見当た
らないと感じるのは私だけでしょうか?

想像上の自衛隊と現実の自衛隊の間にはズレがある
ものです。
だからこそ、国防や安全保障に興味を持つ一般国民
は、駐屯地祭や基地祭、テーマパークのイベントな
ど、現実の自衛隊の雰囲気や匂いを身近に感じる機
会に参加することが重要だと私は考えています。

軍事と聞くと、目に見える装備や武器などが浮かび
上がるでしょうが、それらは目に見えない力を持つ
「自衛官」という人々によって運用され、真価を発
揮するのです。このことに例外はありません。

組織は人で成り立っています。だからこそ、組織を
形成する人の姿を具体的に感じることが重要なので
す。これは軍事や防衛に限らず、どんな世界でも通
用する話だと私は思います。

私たちに必要なのは、創造的な表現によって現実を
伝える作品です。感動的なドラマや物語性の強い作
品だけでなく、より現実的で身近な視点から自衛官
たちの姿を描いた作品が求められています。彼らが
直面する困難や喜び、人間らしさを通じて、私たち
は彼らとの共感を深めることができるでしょう。

もちろん、自衛隊の重要性や国家の安全保障に関す
る真剣なテーマを取り上げる作品も重要です。しか
し、それらの作品が現実の自衛官たちの実像を歪め
ないように注意することが必要です。私たちは彼ら
が国のため尽力している姿を正確に理解し、尊敬す
ることが重要です。

この本のような作品が、私たちの認識を変え、自衛
隊と国民のつながりを深めることができるのではな
いでしょうか?こういう情報を入れておけば、無知
だから極端に走るという行動を招くことなく、真の
理解と誇りを持って私たちは自衛隊を支えることが
できるのです。

これからも自衛隊の真の姿を伝える作品に注目し、
その重要性を認識していくことが大切ですね。これ
がひいては国民としての使命を果たし、安全な国を
築く一助になるはずですから。

それでは、素顔の自衛官の姿を垣間見れる「自衛隊
ガイドブック」の内容を見ていきましょう。

———————————————-

目次

第1部 自衛官候補生の入隊〜「教育隊」卒業まで

入隊準備
着隊
数日後
予防接種
被服採寸
ロッカー
食事
訓練開始
入隊式準備
入隊式
精神教育
座学
喫煙所
武器貸与式
武器訓練
ガス体験訓練
休日の外出
徒歩行進訓練
休憩中
まったり
ドーラン
ロッカーの上
雨のあとの戦闘訓練
水あび
洗濯室
天幕野営
一斗缶カレー
自由時間
実弾射撃
ハイポート
徒歩行進訓練(25km)
なかだるみ
気まずい腕立て伏せ
野外衛生
めしふろ
見慣れた風景
プール
練度判定
ハッピーバースデー区隊長♪
プライバシースペース
休日の風景
修了式
修了式後の班長たち
最後の夕方
旅立ちの朝
旅立ち

COLUMN1 「毎日ほふく前進してたんでしょ?」ー自
衛官の訓練ー
COLUMN2 海外旅行はいけますか?ー自衛官の休日ー

第2部 素顔の自衛官たち

————————————————

いかがでしょうか?

著者の伊藤さんはこう言ってます。

(本文より)
――
「ここに写っている自衛官はすべて本物です。
映画やドラマに登場するようなスーパーマンは存在
せず、日々成長する普通の人たち。
そんな彼らの写真は私にとって『家族写真』そのも
のです。
みなさんがふだん見ることができない自衛隊内での
普段の生活を通して、
自衛官として生きる彼らの魅力が伝われば幸いです」
――

この自衛隊ガイドブックは、自衛隊への入隊を希望
する心やさしき若者、自衛隊や軍事に興味を持つ人
たち、自衛官やその家族をお持ちの方々、陸上自衛
隊と関わりのあるビジネスパーソン、現元自衛官、
国防や安全保障に関心を持つ日本人すべてに、ぜひ
おすすめしたい一冊です。

素晴らしい本を出版してくれたなあと、心から思い
ます。

ぜひ、手に取ってみてください!オススメです!

『密着撮影 素顔の自衛官』
著:伊藤悠平
定価: 1,000 円+税
発行日: 2023-04-08
発行:ワニブックス
https://amzn.to/3onPrMB

エンリケ

追伸

本書のような本がもっと出てほしい。
そう思っているのは私だけではないでしょう。

人によっては、

想像していた自衛隊、自衛官と随分印象が違う。

という印象を覚える画像がそこかしこに出てくるか
もしれません。

あなたはどうでしょう?

『密着撮影 素顔の自衛官』
著:伊藤悠平
定価: 1,000 円+税
発行日: 2023-04-08
発行:ワニブックス
https://amzn.to/3onPrMB