【本の紹介】『男の教科書 危機から身を守る108のスキル』 ブレット・マッケイ&アート・オブ・マンリネス[著] 茂木作太郎[訳]

MANLINESS(マンリネス):それでも…男らしさを極
めたい!

< 男が知らなければならないスキルが何であるかと いう論争は何世紀にもわたり交わされてきた。その 論争はおそらくこれからも続くだろう。本書を上梓 したことで、私たちもこの大きな論争に加わること になった。男が知らなければならないスキルのすべ てを書き連ねることはできないが、この本を読むこ とで読者は幸先のよいスタートを切ることができる だろう。私たちは素晴らしい遺産と現代の資産をつ なぎ、多方面で活躍するために、この手引き書を提 供する。>

ブレット・マッケイ(「アート・オブ・マンリネ
ス」創設者)

本著が紹介する「男を男たらしめるスキル」を習得
する目的は、人生で、成長・挑戦・感動をつかむこ
とにあるのではないでしょうか?

何歳になっても、この種の本に惹かれる理由はそこ
にあるのでしょう。

『男の教科書 危機から身を守る108のスキル』
ブレット・マッケイ&アート・オブ・マンリネス[著]
茂木作太郎[訳]
発行日 :2023.3
判型:四六判264ページ
価格:定価1600円+税
https://amzn.to/3KHUfok

こんにちは、エンリケです。

わが国では、
男性を男性たらしめているものを男たちが見失って
半世紀以上になります。日本人が日本を見失ってい
る状況と瓜二つです。

男性的なるものへの排除・忌避が蔓延する今の社会。
その雰囲気に窒息しそうな男性たちのなかからは、
男らしさの何たるかが溶解し始めています。これは
わが国特有の状況でなく世界中でそうみたいです。

そんななか、

男らしさとは何なのか?

自立自律冒険の心を取り戻したい男性たちはどうい
うスキルを身につける必要があるのか?

との問いに答えているのが、男性向けの情報を専門
に発信している「アート・オブ・マンリネス」とい
う米サイトです。

このサイトが伝えているのは、フランス語で言う
「サヴォアフェール(savoirfaire」という概念に近
い、いかなる状況に置かれても必要な手を打てる男
という感じのスキルです。

暴走車から飛び降りる
タイヤのパンクに対応できる
テーブルマナーとエチケットをわきまえている
武器を持った狼藉者を制圧し動きを封じる
山で遭難しても生き残る術を知っている
赤ちゃんをあやす
部屋をかっこよく出入りする

などなど、全天候全方位型の「できる男」になるた
めの各種スキルを紹介しています。

目の前に現れた問題を手際よく巧妙にさばける幅広
いスキルを持つ男。007のジェームス・ボンドや
忍者のイメージが一番近いかもしれません。

ブレット・マッケイさん(「アート・オブ・マンリ
ネス」創設者)はいいます、

<  サヴォアフェールを自分のものにするということ
は、男になるということだ。それは穏やかで、気が
利いて、賢く、手先が器用で、才覚があり、臨機応
変な男である。
  文化を問わず、女性があこがれる男性に共通する
特徴は有能さであることが研究によって証明されて
おり、それはスポーツカーや割れた腹筋ではない。
女性は高度なスキルを持った男を探す。世界各地の
文化圏で、これらの特質が男に求められ、独立と自
由の前提条件とされる。有能な男は満たされ、自主
性のある人生を送る。

 どのような状況下でも歩みを止めず、いかに行動
するかを知り、尊敬・注目を集め、問題に対処でき
る技術と自信を手にすることは素晴らしい。哲学者
ニーチェがこれを的確に表現している。「幸せとは
実力がより多く身についていると実感できることで
ある」
  自由自在に操れるスキルを増やしていくことで、
君はより有能な男になるだろう。君はより強く、影
響力のある男になり、最高の気分を味わえるに違い
ない。>

本著はスキルの内容を「冒険者」「紳士」「職人」
「戦士」「家庭の男」「リーダー」という6つの内
容に分け、人類史上、男を男たらしめてきたスキル
を紹介しています。

この分類についてブレット・マッケイさんは次のよ
うに説明しています。

< 現代の男が一度は体験する役割に応じて、本書を
6つの章に分けた。冒険者、紳士、職人、戦士、家
庭の男、リーダーである。万能な男を作り上げる
「ハードスキル」と「ソフトスキル」の絶妙な組み
合わせを読者は目にするだろう。資本主義および民
主主義の社会に住んでいる男の多くにとって、上手
な着こなし、効果的なリーダーシップ、カリスマ性
の発揮などのソフトスキルは成功への一助となる。
その一方で、現代社会ではサバイバルをしたり、物
理的な脅威から常に身を守る必要はほとんどないが、
戦いの方法や火の起こし方などのハードスキルもま
だ必要である。>

必要なときに必要な手を打てる男
になるには、
何をどうすればいいか?
が書かれているノウハウ集。

です。

ではこの男性スキルノウハウ書の目次をご覧ください。

————————

目 次

はじめに 2

第1章 冒険者になる 15

1.木を伐採する 16
2.薪を割る 18
3.火を起こす 20
4.焚き火を愉しむ 23
5.氷上から落ちたら 24
6.クマを撃退する 26
7.松明を作る 28
8.暴走車から飛び降りる 30
9.水没する車から脱出する 32
10.橋から飛び込む 34
11.山野で水を探す 36
12.飛行機を着陸させる 38
13.飛行機事故から生還する 40
14.携帯電話を活用する 43
15.カヌーを漕ぐ 44
16.イカダを作る 46
17.竜巻から身を守る 48
18.消防士のように人を運ぶ 50
19.ロウソクを自作する 52

第2章 紳士を目指す 53

20.ウィンザーノットでネクタイを結ぶ 54
21.蝶ネクタイを結ぶ 56
22.ハンカチを持つ 57
23.マフラーを結ぶ 58
24.身体に合わせたスーツ 60
25.ネクタイとシャツを合わせる 62
26.スーツと靴を合わせる 63
27.ワイシャツにアイロンをかける 64
28.腕まくり 66
29.究極の靴磨き 70
30.靴を手入れする 72
31.ドップキットを用意する 74
32.デートに持っていくもの 75
33.安全カミソリで髭を剃る 76
34.片刃カミソリで髭を剃る 78
35.口髭を整える 80
36.完璧な初デート 82
37.女性のためにドアを開ける 84
38.ダンスを学ぶ 87
39.女性にコートを着せる 88
40.テーブルマナーとエチケット 90
41.手品を披露する 92
42.完璧にステーキを焼く 95

第3章 職人の技に学ぶ 97

43.ツールボックスに必要なもの 98
44.ハンマーを正しく使う 100
45.モンキーレンチを使いこなす 102
46.ポケットナイフを活用する 104
47.ナイフを研ぐ 106
48.斧を扱う 108
49.ロープ結びをマスターする 110
50.ドアを蹴り破る 112
51.防災用具を車に常備する 113
52.エンジンの仕組みを知る 114
53.マニュアル車を運転する 118
54.エンジンを再始動させる 124
55.タイヤを交換する 126
56.スリップをコントロールする 129

第4章 戦士たれ! 133

57.ローバースクワット 134
58.デッドリフト 136
59.ケトルベル 138
60.プッシュアップ 142
61.プルアップ 143
62.監獄エクササイズ 144
63.ストレートパンチ 148
64.アッパーカット 150
65.素早く服を着る 151
66.拳銃を扱う 152
67.ダクトテープで縛られたら 155
68.忍者のように歩く 156
69.クーパー流「色別状況確認」158
70.状況認識を身につける 161
71.ストレスに打ち勝つ 166
72.銃撃事件に巻き込まれたら 168
73.銃撃犯に反撃する 172
74.ナイフ攻撃から身を守る 174
75.結束バンドから逃れる 176
76.車のトランクから脱出する 178

第5章 家族を大切にする 181

77.コミュニケーション能力を高める 182
78.宝箱を大事にする 184
79.出産を助ける 185
80.赤ちゃんを抱く 187
81.赤ちゃんにげっぷをさせる 188
82.おむつを替えよう 189
83.赤ちゃんをあやす 191
84.赤ちゃんとエクササイズ 194
85.サンタクロースになる 196
86.スマホなしで幼児をあやす 200
87.家族をVIP待遇する 202
88.完璧なオムレツを作る 206
89.カッコいいおじさんになる 208
90.いたずらを披露する 210
91.水切りを楽しむ 214
92.世界最高の紙飛行機 216

第6章 リーダーシップに学ぶ 217

93.リーダーシップの5つの特徴 218
94.決断のマトリクス 220
95.OODA(ウーダ)ループ 222
96.カリスマ性を手に入れる 226
97.常に男らしい姿勢で 230
98.上半身のストレッチ 234
99.T字型の頭脳を手に入れる 237
100.腰のストレッチ 238
101.カッコよく部屋を出入りする 242
102.雑談を切り上げる 244
103.面接を受けに行く 246
104.デスクに常備するもの 248
105.会議を進行する 250
106.プレゼン能力を高める 252
107.オフィス内のエチケット 254
108.男らしく握手する 256

謝辞 259
参考資料 261
「アート・オブ・マンリネス」について 262
訳者あとがき 263

——————————

いかがでしょうか?

全般を通して

独立自立自律への志向

がビンビン伝わってきませんか?

これから先のわが国に不可欠な精神ですから、
ぜひ本著を通して身につけてください。

『男の教科書 危機から身を守る108のスキル』
ブレット・マッケイ&アート・オブ・マンリネス[著]
茂木作太郎[訳]
発行日 :2023.3
判型:四六判264ページ
価格:定価1600円+税
https://amzn.to/3KHUfok

訳者はこの方。こなれたわかり易い文章です。

茂木作太郎(もぎ・さくたろう)
1970年東京都生まれ、千葉県育ち。17歳で渡米し、
当時は男子制であったサウスカロライナ州立シタデ
ル大学を卒業。海上自衛隊、スターバックスコーヒ
ー、アップルコンピュータ勤務などを経て翻訳者。
訳書に『F-14トップガンデイズ』『SAS英陸軍特殊
部隊』『シリア原子炉を破壊せよ』(並木書房)な
ど多数。近刊予定に『ボーイング社の凋落(仮題)』。

最後に、このことばをどうぞ。

<男の心の中には未知の世界を冒険したいという願望
がある。冒険は大きな可能性が開花することを目に
する絶好の機会でもあり、いつ充実感を得られるか
は出発してみなければわからない。……試みにはリ
スクがつきものだ。予期せぬ失敗をする危険性もあ
るだろう。冒険を通じて、男はリスクを負い、見知
らぬ環境で、手際の良さを明らかにする。これは男
が「if」を「did」に変えるチャンスだ。>
B・マッケイ(「アート・オブ・マンリネス」創設者)

面白くて日常の役に立つ本です。オススメです。

『男の教科書 危機から身を守る108のスキル』
ブレット・マッケイ&アート・オブ・マンリネス[著]
茂木作太郎[訳]
発行日 :2023.3
判型:四六判264ページ
価格:定価1600円+税
https://amzn.to/3KHUfok

ありがとうございました。

エンリケ

追伸

本著が紹介するスキルを習得する目的は、
人生で、成長・挑戦・感動をつかむことにあります。

何歳になっても、この種の本に惹かれる理由はそこ
にあるのでしょう。

< 私は「アート・オブ・マンリネス」を2008年に始
め、自信と目的意識、スキル、美徳を失い、さまよ
い続ける現代の男たちが、あこがれの男たちの体現
した「サヴォアフェール」を学び、上達できるよう、
世界中の男たちを手助けしてきた。この本を通じて、
空虚な空間を漂流する君が、尊敬に値する、円熟し
た、有能な夫、父、兄弟、市民になれるよう手を差
し伸べる。>(B・マッケイ(「アート・オブ・マ
ンリネス」創設者))

『男の教科書 危機から身を守る108のスキル』
ブレット・マッケイ&アート・オブ・マンリネス[著]
茂木作太郎[訳]
発行日 :2023.3
判型:四六判264ページ
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