米豪年次連合演習「タリスマン・セイバー」に陸自部隊が参加
今回の米豪連合演習への陸自部隊の参加は、南シナ海で暴虐の限りを尽くす中共への示威が最大の目的です。
なおパシフィック・パートナー2015への自衛隊参加も決まっており、補給艦「ましゅう」以下陸海要員は、5月末~8月半ばまでフィジー、パプア・ニューギニア、フィリピンで活動します。詳細はコチラで⇒ http://www.mod.go.jp/j/press/news/2015/05/25a.html
■陸自の発表
2015年05月18日
平成27年度豪州における米海兵隊との実動訓練の概要について
■中国念頭に日米豪の連携強化 陸自、豪本土で上陸訓練へ 米海兵隊と初
2015.5.18 18:51
防衛省は18日、オーストラリア北部で7月7~21日に実施される米軍とオーストラリア軍の共同訓練「タリスマン・セーバー」に陸上自衛隊が初めて参加すると発表した。陸自は米海兵隊との枠組みで、偵察ボートによる上陸作戦や戦闘射撃訓練を展開する。
米豪の陸海空軍約3万人が参加するオーストラリア最大規模の訓練で、2005年から2年に1回実施。南シナ海などへの海洋進出が著しい中国を念頭に、日本を含めた3カ国の連携を強化する狙いがあるとみられる。
陸自は離島防衛に特化した「西部方面普通科連隊」(長崎県佐世保市)などから約40人が参加。沖縄県から米海軍の艦艇に同乗し、訓練域に向かう。
陸自は03年にオブザーバーとして参加したことがある。
http://www.sankei.com/politics/news/150518/plt1505180040-n1.html
■豪州政府の発表
International participation in Exercise TALISMAN SABRE 2015
18 May 2015
http://news.defence.gov.au/2015/05/18/international-participation-in-exercise-talisman-sabre-2015/
■豪国防省の解説
クリックしてAbout%20the%20exercise.pdfにアクセス
■時事
【ワシントン時事】7月中旬からオーストラリアで実施される米豪の大規模軍事演習「タリスマン・セイバー」に、自衛隊が初めて参加することが16日、分かった。演習では、南シナ海などへの進出を強める中国の戦略打破を目指し、実戦的な訓練を行う。米海兵隊の第3海兵遠征軍のウィスラー司令官らが同日までに明らかにした。
タリスマン・セイバーは、アジア太平洋地域で最大規模の軍事演習の一つ。米豪が2005年から2年に1度、豪州で実施してきた。6回目となる7月の演習には最大3万人が参加し、上陸や空挺(くうてい)作戦、海上警備活動、実弾射撃訓練などを展開する。
演習では、離島防衛の要となる陸上自衛隊西部方面普通科連隊の隊員らが上陸訓練などを行う方向で調整している。演習にはニュージーランド軍も参加する予定。
米豪は演習に関し、特定の国や脅威を想定したものではないと強調しているが、東・南シナ海で領有権の主張を強め、西太平洋への米軍の展開を阻む接近阻止・領域拒否(A2/AD)戦略を取る中国を意識していることは明らかだ。ウィスラー司令官は13日のシンポジウムで、「A2/AD戦略を打ち負かす遠征部隊の能力を誇示することになる」と説明した。
米国はアジア太平洋で、日米・インドや日米豪といった3カ国の枠組みでの安全保障協力を強化しており、タリスマン・セイバーへの自衛隊参加もこうした流れの一環。海上自衛隊は昨年、米印と共同海上訓練「マラバール」を実施した。(2015/04/16-14:57)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201504/2015041600497