メールマガジン「軍事情報」のホームページ

創刊2000年10月のメールマガジン「軍事情報」です。

中共のインド包囲網と核武装国の漸増 (ヨーソロ)

time 2009/08/04

グアィダール港

宮崎さんの記事は非常に気になります。

とくにパキスタンのグアィダール港はかつて米海軍が租借を希望して断られたインド洋の要衝で、ペルシャ湾入り口のホルムス海峡にも近く、単にインド包囲のみならず、オイル・ルートにも湾岸情勢にも睨みを利かせる利点があります。インド海軍も原潜導入等、着実に対応をしていますが、中共の素早さは目を見張るものがあります。


また、中共はベトナムに核技術を供与しているとの話も耳にしました。

ミャンマーが北鮮の核開発の隠れ蓑、ベトナムも中共が???となるとアセアン諸国は平静でいられなくなり、遠くない将来にインドネシアをはじめ、核武装の波は南アジアから東南アジアを席巻し始める可能性大です。イランもイスラエルへの対抗上、核武装を目指していることは明白ですし、他のアラブ諸国もこれまた平静ではいられません。既にオーストラリアは警戒の目を覚ましましたが、残念ながら日本は全く惰眠を貪っています。

非核武装国が常に譲歩することで成り立つことに

核武装国は戦闘に負けることはあっても、戦争に負けることはありえません。更に、核武装した国同士の戦争はありません。真剣な妥協が最後には為されます。つまり、これからの外交は非核武装国が常に譲歩することでのみ成り立つ構図になります。

国際社会は核クラブの貴族性社会になり、核武装国だけが実効性のある発言力を持つようになるでしょう。このことは、既に1971年の中共国連加盟が即拒否権を持つ常任理事国入りとなったあのときからその萌芽があったように思います。今までは五大国のみでしたが、今後は核武装国が続々と増えるでしょう。国連もやがて改組されるかもしれませんが、そのとき、非核武装の日本が名誉と発言力のある地位を確保できるとは到底思えません。

そんな中で、民主党の云うような自衛隊を国連に供出して自由に使わせるなどの愚が行われると、我が国は三河時代の徳川家(当主家康を今川家に人質に取られて常に過酷な第一線でこき使われた)と同じ悲哀を味わうことになるでしょう。

日本は、必ず核武装しなければ国益を損ないます。

以上、ヨーソロの管見でした。

(ヨーソロ)


sponsored link

その他

英霊来世

メルマガ購読・解除
 

自己紹介

おき軍事

おき軍事

軍事に関する歴史から技術、戦略・指揮統率、こぼれ話、今の自衛隊事情、インテリジェンス、そして軍事英語まで。軍事に関わる全てのことがらをカバーしている日本唯一の無料総合軍事メルマガです。配信はほぼ毎日。 執筆者は、将軍、提督、元米軍士官、軍制史の権威、ベテランライター、インテリジェンスのプロ、防衛問題研究家など。20年の歴史を持つメルマガならではの、他では得られない粒ぞろいの陣容です。 冷戦構造の崩壊を契機に、千年に一度レベルの大激動時代に入った世界でわが国がサバイバルするには、国民レベルで「現代の武」をわきまえておく必要があります。 それに資する情報を無料で伝えています。

作戦司令部の意思決定ー米軍「統合ドクトリン」で勝利するー

日米中激突! 南沙戦争

情報戦と女性スパイーインテリジェンス秘史ー

猫でもわかる防衛論

『日の丸父さん』石原ヒロアキ


「日の丸父さん」(1)
「日の丸父さん」(2)

脚気と軍隊ー陸海軍医団の対立ー

検証 危機の25年ー日本の安全保障を真剣に考えるー

メルマガ登録

ガントリビア99―知られざる銃器と弾薬の秘密―

図解 孫子兵法ー完勝の原理・原則ー

中国戦略”悪”の教科書ー「兵法三十六計」で読み解く対日工作ー

オリンピックと自衛隊 1964-2020

中国が仕掛けるインテリジェンス戦争ー国家戦略に基づく分析ー

「地政学」は殺傷力のある武器である

戦略的インテリジェンス入門ー分析手法の手引きー

新史料による日露戦争陸戦史ー覆される通説ー

大東亜戦争と本土決戦の真実ー日本陸軍はなぜ水際撃滅に帰結したのかー

誰も語らなかった防衛産業

日本人はどのようにして軍隊を作ったのかー安全保障と技術の近代史ー

あなたの習った日本史はもう古い!ー昭和と平成の教科書読み比べー

兵法の天才 楠木正成を読むー河陽兵庫之記 現代語訳ー

インテリジェンス

アーカイブ

あわせて読みたい

あわせて読みたい

人気の検索キーワード

最近検索されたキーワード

カテゴリー

sponsored link

メルマガ購読・解除
軍事情報
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ


「日の丸父さん」(1~12話)
高速バスの予約 icon