『神 再臨』 北野幸伯さんのプーチン本2冊

2019年2月6日


こんにちは。エンリケです。
弊メルマガでは、おススメ本2冊を紹介しています。
日本の自立に熱心な、ホンモノの国際情勢を知りたいひとにピッタリで、
先ほど確認した限り、どちらも在庫があります。
現在の世界で、要路が注目している政治指導者は2人いますね。
ひとりはわが安倍首相。
もうひとりが、ロシアのプーチン大統領です。
自国のこともあってか、安倍さんについては優れた評論も出ていますが、
ロシアのプーチンさんについては、とんと目にしません。
・ロシアに対する生理的な拒否反応
・あまりに現実主義すぎる。
・あまりにえげつなさすぎる。
という理由があるのかもしれません。
もしあなたが上の3つのいずれか、もしくはすべて(笑)の理由で
プーチンさんの深掘りをしていないとしたら、少しもったいない気がします。
理由は、彼の動きこそ21世紀欧米社会の本音・スタンダードに近いと
おもわれるからです。
目に見える行動でなく、その裏で彼が何を考え、何のため動いているのか?
にこそ注目し、プーチンさんから養分を吸収するのは、わが国のためになる気がします。
ただそれには条件があります。
・ソ連崩壊後のロシアの歴史
・情報要員としてのプーチンの生い立ち
・プーチンが政界でのし上がっていった過程
について、正確でわかりやすい解説が不可欠だということです。
そんなあなたにぴったりの本です。
まずは、
『プーチン 最後の聖戦』(北野幸伯著)
ロシアのプーチン大統領については現在、クリミアを巡る出来事を通じて
日々動向が伝えられています。
情報の波の中であなたは、
誰に味方をするのか?というよりも、
世界を動かす核心がどういう方向に動いているか?を知りたい。
それだけでなく、
その中でわが国は国益を最大化するため、どこにどう
いう注意を払ってどう動く必要があるのか?を知りたい。
そのために、
「冷徹」で「わが国の立場に基づいた」「地球儀視野の」報道が欲しい・・・・
と思っているのではないでしょうか?
そういう欲求に応えてきた数少ない日本人のおひとりが、
メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」発行人・北野さんです。
本著は北野さんの最高傑作であり、出世作です。
「アメリカは没落させられた」「その核心にいたのがプーチン」
「プーチンはロシアを米の属国から自立した国に変えた」との見方を
主張してこられたロシア在住北野さんの集大成といえる作品です。
プーチンを主役に、ソ連崩壊後現在に至るロシアの歴史を緻密に面白く
紹介し、わが国が進むべき方向性を指し示す北野さんの文章は、
他の専門家では真似できないものです。
ソ連崩壊後の混乱の中で頭角を現したプーチンは、よりどころを失った
ロシア国民から「神」としてあがめられるようになっていきます。
その過程がじつに面白かったです。
危険の真っただ中に祖国を放り込むようにみせて、すべては計算づくで、
自らの力のみを頼りに復活させる。こういうプーチンの姿は、国民から
すれば「ピョートル大帝以来の英雄」にみえることでしょう。
日本国内の報道だけでは絶対に掴めない「本当の国際社会の姿」
「猛獣がうろつくジャングルに等しい国際社会」「英雄を必要とする
国家はいまだに存在する」という真実。そのことがよく伝わってくる
内容です。
21世紀の世界を動かす力はいかなるものか?ほとんど知られ
ていない「世界秩序なるもの」の核心を知るうえで必読の文献です。
価格は1600円です。http://okigunnji.com/1tan/lc/putin1.html
北野さんといえば、こちらも見逃せません。
『日本自立のためのプーチン最強講義』(北野幸伯著)。
最新刊です。
プーチンがわが国政治のコンサルとして、さまざまな政治アドバイスを
行うという設定の中で、TPPをはじめ現在のわが国が抱える問題を
あからさまにし解決策を示す作品です。
明治維新以降、現在に至るわが歴史を振り返りつつ、世界に通じる言葉で
わが国が何をどのように変えなければならないか?をアドバイス
します。
北野さんは「国際社会での日本の自立」という目的のため本を出し、
コンテンツを公開しています。
わが国ではほとんど目にしない「地政学を基礎に置いた現実論」を通じてです。
そのうえ北野さんは、
地政学で最も重視されている「ハートランド」たるロシアから情報を
発信しています。この事実をもっと重く見た方がいいと思います。
海洋国家たるわが国にとって、大陸国家の視点・発想は一番学びになるの
ではないでしょうか?
「国家自立のための五つの条件」を読むだけでも本著を手に入れる価値は
あると感じますね。
価格は1600円です。http://okigunnji.com/1tan/lc/putin2.html