神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生(40)
さて、雲仙普賢岳では火砕流、雨が降れば土石流の危険がつきまとっていたが、九州全体でも土石流の危険が高まっていた。梅雨の時期は迫っているし、梅雨の後は台風の季節になる。
地盤のゆるんだ場所の倒木を放置しておけば、土石流、土砂流が ...
神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生(33)
陸幕広報室の報道担当として働いていた最初の一年、火箱は第一空挺団普通科群の中隊長着任に伴い引っ越してきた習志野の官舎から、六本木の防衛庁まで通勤していた。
広報の朝は早い。七時までに新聞各紙朝刊に目を通して自衛隊に関する記 ...
対馬の3自衛隊(9)
対馬には陸海空3自衛隊がそろっているという表現は、正確には正しくありません。レーダーサイトである航空自衛隊第19警戒隊の所在する海栗島(うにしま)分屯基地は全周約3キロ、対馬から船で約5分という離島の離島、いわゆる二重離島です。
対馬の3自衛隊(8)
下対馬警備所で出迎えてくれたのは所長らと警備犬。話を聞いた場所よりもさらにワゴ湾に突き出した岬にある施設が、実際に監視業務を行なっているところと思われます。
警備所を囲む柵に掲げられている「進入禁止」の文字はハングル。一般道か ...
神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生(32)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生(32)」(令和五年(2023年)1月19日配信)です。
