第25戦闘団冬季訓練検閲(13)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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第25戦闘団冬季訓練検閲(13)

長々と書いてきた冬季訓練検閲、今回が最終回です。

 

状況が終了し、撤退の支度をしている敵役を務めた3連隊の隊員のひとりに話を聞きました。
「昨夜、うちの部隊はスノーモービルでジョーリングしたんですが、石が出ている部分が結構あったので転びまくって大変でした。思っていたよりも状況が早く終わったのはうれしいですが、今回は相手の姿を見ることがないまま状況が進みこうして終わってしまったのは、やはり不完全燃焼ではあります。もちろん敵に遭遇することなく無傷でここまで進めたのはいいことですが、最後の状況ではもっとばんばんやり合うことになるかなと思っていました」

 

主役の受閲部隊がしっかり戦闘行動ができるかを検証するため、統裁部と連携しながら作戦を進めるのが対抗部隊の役割です。
防御して待ちかまえている相手に対して攻撃をするには、相手の3倍の人員が必要と言われています。けれど対抗部隊が実際にそこまでの数を用意することはできないので、3連隊の隊員たちはひとりで4〜5名分として戦わなければなりませんでした。
対抗部隊がいかに全力で25戦闘団を攻めるか、それによって検閲の質が左右されることを改めて感じました。

 

3連隊の最先任上級曹長は、今回の検閲で最も大変だったのは時間がなかったことだと言います。
「冬季は雪が深く移動に時間がかかります。雪には慣れていますし相手も同じ条件下での行動ですが、やはり何をするにしても時間が足りないと感じました。また、敵状の解明がよくできていなかった部分もあります。25戦闘団がどこにどういった包囲の仕方をしているのかが、大枠はつかめても細部がわからないとか。それでも、各部隊の任務は完遂できたと思います。いろいろ調整事項は残っているので、来年度に向けての課題もできました」

 

翌日に統裁官による総評・細評・指揮官講評が行われ、平成25年度の第25戦闘団冬季訓練検閲は終了しました。

 

防衛計画の大綱に基づき、第2師団はこの先、有事に即応できる機動師団へ改編することが決まっています。その際、これまで担ってきたC4ISR部隊実験という役割がどうなるのかは不明ですが、2師団が演習で繰り返し行ってきた、いかにIDA(情報・決心・行動)を迅速に行うかに重点を置いた「将来の戦い方」のデータは、陸自にとって大きな財産となっているはずです。
このC4ISR装備が全国の部隊に配備される日が来れば、どの演習場でも今回の検閲のような光景が日常的に繰り広げられることでしょう。

 

冬の北海道で行われた第2師団の冬季訓練検閲の連載はこれで終了です。お暇な時間があれば、第1回から一気読みしていただくと、演習の全体像がよりわかりやすいかと思います。どうもありがとうございました!

 

 

(第25戦闘団冬季訓練検閲 おわり)

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

(平成27年(西暦2015年)2月12日配信)

 





「丸」6月号に「自衛隊の営業部隊 地方協力本部」が掲載されました
自衛隊の真の敵はあの国でもかの国でもなく、少子高齢化というのは過言ではありません。募集を担う地本は、国防の未来を託されているのです。また、50代のまだまだ働き盛りの年齢で定年退職を迎える自衛官の、第2の人生をサポートするのも地本の役目。すごいです地本。
「PANZER」6月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生」第26回が掲載されました。
2011年3月11日、東北地方でM9.0の巨大地震が発生。19日までに救助された被災者総数約2万7000名のうち約2万名を自衛隊が救助(約1万5000名は陸自による)。発災後72時間以内に自衛隊が救出した人は1万2351名でした。阪神淡路大震災での救助実績が警察3495名、消防1387名、自衛隊165名だったことを考えれば、初動が「命」に直結していることを改めて思い知らされます。その背景には火箱氏の処分覚悟の決断がありました。
「正論」6月号に「われらの女性自衛官」第3回が掲載されました。
今回は即応予備自衛官1期生。現役の自衛官時代よりはるかに長い時間、即応予備自として「いざ」に備えてきました。そして東日本大震災では自宅が半壊状態でありながら、招集に迷うことなく応じました。


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