第25戦闘団冬季訓練検閲(6)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





渡邉陽子さんへのお問い合わせは、こちらからどうぞ

↓↓↓↓

第25戦闘団冬季訓練検閲(6)

化学攻撃が行われると、まずは偵察班が化学防護車で現場に向かい、対空監視しつつ化学剤の剤種を偵察に行きます。汚染した車両や人は除染所で除染し、汚染の拡大を防ぎます。
除染所に到着した汚染者は誘導ロープで区切られた道を進み、防護衣の上からの除染、防護衣を脱いだ状態での除染、衣類をすべて脱いだ状態でのシャワーと手順を踏んでいきます。脱衣所にはストーブが置かれており、シャワーは6人同時に浴びることができます。

 

段列、いわゆる兵站は、CPよりもさらに後方の奥まった場所から前線で戦っている隊員たちを支えています。上空から発見されないよう炊事場も白色バラクーダで覆われており、暖かい携行食を提供すべく、野外炊具の周辺では隊員達が限られたスペースで無駄なく動いていました。暖かい食べ物を提供できるか否かは、隊員の士気に大きく関わるところです。

 

余談ですが、炊事で使われるざるやポリバケツは民生品のため青色です。これが上空からは季節に関わらずとてつもなく目立つそうで、航空機から写真撮影する機会の多い通信の隊員によると、陣地よりもまず炊事場が目に付くとか。あまりにも目立つため業務改善でOD色(オリーブドカラー)のものをと訴えているもののなかなか実現には至らず、現場では民生品をOD色に塗ってしのいでいます。けれど塗装が少しでも剥がれれば、上空からは驚くほどよく見えるのだそう。装備品をどれほど丁寧に偽装しても、炊事場のバケツひとつから陣地がわかってしまうとなれば、たかがバケツ、されどバケツ。しかも食料を扱う調理器具を塗装する(しかも剥げる)というのも決して衛生的とはいえないし、陸自仕様のOD色のかごやバケツの導入は、ぜひ前向きに検討して欲しいものです。

 

続いて120mm迫撃砲RTが配置されているところを訪れました。
除雪不要の夏は1発撃ったら即200mほど移動するなど軽快に動けますが、積雪のある冬はどうしても移動に制限が生じます。ただし敵部隊も条件は同じなので、この状況下でどこまで実力を発揮できるかが重要となります。
ブルドーザで円形に雪をくり抜いたスペースはコルゲートパイプで補強されており、そこに設置された迫撃砲は、夏と違いある程度腰を据えて攻撃することになります。
バランスのいい砲なので高機動車で引っ張って来ても安定しているし、アスファルトならば人間ひとりでも牽引が可能です。
次回は高射特科や統裁部についてご紹介します。

 

 

(以下次号)

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

(平成26年(西暦2014年)12月18日配信)

 

追伸
12月10日発売の「JAPANISM」22号(青林堂)に、「北方防衛、怠るなかれ」が掲載されました。

 

 

 





「丸」6月号に「自衛隊の営業部隊 地方協力本部」が掲載されました
自衛隊の真の敵はあの国でもかの国でもなく、少子高齢化というのは過言ではありません。募集を担う地本は、国防の未来を託されているのです。また、50代のまだまだ働き盛りの年齢で定年退職を迎える自衛官の、第2の人生をサポートするのも地本の役目。すごいです地本。
「PANZER」6月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生」第26回が掲載されました。
2011年3月11日、東北地方でM9.0の巨大地震が発生。19日までに救助された被災者総数約2万7000名のうち約2万名を自衛隊が救助(約1万5000名は陸自による)。発災後72時間以内に自衛隊が救出した人は1万2351名でした。阪神淡路大震災での救助実績が警察3495名、消防1387名、自衛隊165名だったことを考えれば、初動が「命」に直結していることを改めて思い知らされます。その背景には火箱氏の処分覚悟の決断がありました。
「正論」6月号に「われらの女性自衛官」第3回が掲載されました。
今回は即応予備自衛官1期生。現役の自衛官時代よりはるかに長い時間、即応予備自として「いざ」に備えてきました。そして東日本大震災では自宅が半壊状態でありながら、招集に迷うことなく応じました。


渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。




 

↓メルマガ「軍事情報」へのご登録はこちらからどうぞ↓
メルマガ購読・解除
 



渡邉陽子さんへのお問い合わせは、こちらからどうぞ

↓↓↓↓

関連ページ

第25戦闘団冬季訓練検閲(1)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(2014/11/23配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(2)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(2) (2014/11/20配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(3)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(3) (2014/11/27配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(4)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(4) (平成26年(西暦2014年) 12月3日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(5)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(5) (平成26年(2014年)12月11日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(7)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(7) (平成26年(2014年)12月25日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(8)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(8) (平成27年(2015年)1月8日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(9)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(9) (平成27年(2015年)1月15日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(11)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(11) (平成27年(2015年)1月29日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(10)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(10) (平成27年(2015年)1月22日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(12)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(12) (平成27年(2015年)2月5日配信)です。
第25戦闘団冬季訓練検閲(13)
ライター・渡邉陽子さんが毎週お届けするメルマガコラムのバックナンバー 第25戦闘団冬季訓練検閲(13) (平成27年(2015年)2月12日配信)です。