第25戦闘団冬季訓練検閲(4)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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第25戦闘団冬季訓練検閲(4)

CP(指揮所)を訪問中、ちょうど戦闘機1機飛来の
アナウンスが入りました。

 

「赤警報発令!」

 

先ほど見たケミカル弾による航空攻撃を行う戦闘機役
のOH−6Dが飛来したようです。

 

赤警報は発令されるとそれから5分以内に敵機が来る
という対空警報で、発動されると車両の走行も人間の
移動も禁じられます。

 

周辺の車両がクラクションを3回鳴らし、赤警報が発令
されたことを周囲に知らせています。隊員達が姿を隠す
ためCPに入ってきたので、CPの人口密度が一時的に
高くなりました。

 

 

CPはまだ構築段階にあるため、仮CPも設置されています。
仮CPでは、白いバラクーダで偽装された空間に戦闘団
長や最先任の机が置かれ、その奥にはずらりとモニタが
並んでいます。電話機の代わりに何台も置かれているの
はパソコンです。

 

普通、CPには作戦図や状況図、その他さまざまな情報が
載った紙が壁一面にところ狭しと貼られていますが、2師団
の場合、それらの情報はすべて情報通信ネットワークで構
築されているため、情報を壁に貼り共有するという光景は、
ここには存在しません。

 

 

また、これまでの検閲では、すべての情報を音声のみで
やりとりしていました。その音声情報をもとに地図で検討
するという方法では、当然ながらタイムラグも発生します。

 

それがC4ISR装備で先進化されたこの部隊では、音声の
数十倍の情報量をもって彼我の態勢を掌握できるようにな
りました。これは迅速かつ継続的な認識の共有が可能と
なり、各部隊が作戦指揮官と同じ認識を持って戦えるとい
うことでもあります。

 

今では敵や地雷原を発見してその位置を伝えれば、
ReCS(基幹連隊指揮統制システム) によりCPの画面に
すぐさまそれが反映され、戦闘団全員で情報を共有でき
ます。しかもその情報はFCCS(火力戦闘指揮統制シス
テム)、ADCCS(対空戦闘指揮統制システム)といった火
力とも連接できるので、敵情報が上がったら最適な火力を
迅速にそこへ向けることが可能です。

 

このように2師団全体がネットワーク環境でつながっている
ため、C4ISR装備が導入されてから戦闘効率は飛躍的に
向上しました。とりわけ情報を得てから決心して部隊が行
動するまでの時間が大幅に短縮されることとなりました。

 

 

さて、ケミカル弾による航空攻撃が行わるということで赤警
報が発令されていましたが、その後0830に砲弾落下、化学
兵器が使用されたという情報が仮CPに伝わりました。

 

「旭野地区で化学攻撃を受けた」という報告を受け、戦闘
団長は化学兵器がどこまで拡散するか風向きから判断し、
マスクと防護衣を装備するよう指示、阻止命令を下達します。

 

 

次回は演習場内に展開している部隊や装備品についてご紹介します。

 

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

(平成26年(西暦2014年) 12月4日配信)

 





「丸」7月号に「日本の無人機最新レポート」が掲載されました。
竹内修氏の巻頭グラビアページと合わせてお楽しみいただければ幸いです。ドローンは戦闘を変え、災害で命を救い、宅配便にもタクシーにもなり……ものすごい可能性を秘めていて、知るほどに面白く、空恐ろしくもあります。まずは国産ドローン頑張って欲しいです!
「PANZER」7月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生」第27回が掲載されました。
福島第一原発の状況を政府などから一切知らされないまま迎えた14日朝。3号機で起きた水素爆発で、初めて火箱氏は原発が危機的状況にあることを知ります。翌日、ヘリ放水の打診がありました。
「正論」7月号に「われらの女性自衛官」第4回が掲載されました。
今回は航空自衛官の整備幹部。防大1期生であり、防大生の長女、高校3年生の息子たち(双子!)のお母さんでもあります。取材時は空幕勤務でしたが、現在は那覇の第9航空団整備補給群司令として約700名の隊員を率いています。


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