防衛装備庁(5)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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防衛装備庁(5)

先週ご紹介した防衛省装備庁の任務の紹介の続きです。
2点目の「諸外国との防衛装備・技術協力の強化」ですが、防衛装備移転三原則のもとでこれまで以上に平和貢献・国際協力に寄与していくとともに、米国及びそれ以外の諸国との防衛装備・技術協力をより積極的に推進していくとしています。
防衛移転三原則は非核三原則のようなシンプルな字面ではないのであまり知られていませんが、2014(平成26)年に次のように定められたものです。

 

1 移転を禁止する場合の明確化、次に掲げる場合は、防衛装備の海外移転を認めない
@ わが国の締結した条約その他の国際約束に基づく義務に違反する場合
A 国際連合安全保障理事会の決議に基づく義務に違反する場合
B 紛争当事国への移転となる場合

 

2 移転を認め得る場合を限定
@平和貢献・国際協力の積極的な推進に資する場合
Aわが国との安全保障面に資する場合(わが国との間で安全保障面での協力関係がある諸国との国際共同開発・生産の実施、安全保障・防衛協力の強化、装備品の維持を含む自衛隊の活動、邦人保護に不可欠な輸出)

 

3 目的外使用および第三国移転について適正管理が確保される場合に限定
@原則として目的外使用および第三国移転について我が国の事前同意を相手国政府に義務づける

 

日本はもともと武器などの輸出については、武器輸出三原則等によって慎重に対処してきました。しかし、F−35の製造などにかかる国際的な後方支援システムへの国内企業の参画や、南スーダンPKO(国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS))において活動中の陸自部隊が保有する弾薬1万発の国連への提供については、上記の基準を適用することができなかったため、内閣官房長官談話を発出して武器輸出三原則等によらないとする措置をとることとなりました。
こうした状況を受け、「国家安全保障戦略」に基づき、政府は上記の「防衛装備移転三原則」およびその運用指針を決定したという経緯があります。

 

では具体的に諸外国とどのような防衛装備・技術協力がなされているのでしょうか。
やはり圧倒的に件数が多く関わりも深いのは米国です。米国との間には1992(平成4)年以降、現在までに25件の共同研究および1件の共同開発を実施しており、2021(令和3)年5月現在、6件の共同研究(部隊運用におけるジェット燃料及び騒音への曝露の比較、化学剤呈色(ていしょく)反応識別装置、高耐熱性ケース技術、次世代水陸両用技術、日米間のネットワーク間インターフェース、モジュール型ハイブリッド電気駆動車両システムに係る共同研究)を実施しています。

 

欧州を見てみると、英国との間では、2013(平成25)年7月、日英防衛装備品・技術移転協定を締結し、同月、米国以外の国とは初めてとなる化学・生物防護技術にかかる共同研究を開始し、本共同研究は2017(平成29)年7月に成功裏に完了したほか、新たな空対空ミサイルに係る日英共同研究、ジェットエンジンの認証プロセスに係る共同研究、人員脆弱性評価に係る共同研究についても成功裏に完了しています。
また、フランス、ドイツ、イタリアとの間にも衛装備品・技術移転協定が結ばれています。

 

アジア・オセアニアではオーストラリア、インド防衛装備品・技術移転協定が結ばれているほか、ASEAN諸国との間では非伝統的安全保障分野における防衛装備・技術協力について意見交換がなされており、わが国は@装備品・技術移転、A人材育成、B防衛産業に関するセミナーなどの開催を3つの柱として進めることとしています。

 

 

 

(つづく)

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

 

 

 

(令和三年(西暦2021年)6月3日配信)

 





「丸」7月号に「日本の無人機最新レポート」が掲載されました。
竹内修氏の巻頭グラビアページと合わせてお楽しみいただければ幸いです。ドローンは戦闘を変え、災害で命を救い、宅配便にもタクシーにもなり……ものすごい可能性を秘めていて、知るほどに面白く、空恐ろしくもあります。まずは国産ドローン頑張って欲しいです!
「PANZER」7月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生」第27回が掲載されました。
福島第一原発の状況を政府などから一切知らされないまま迎えた14日朝。3号機で起きた水素爆発で、初めて火箱氏は原発が危機的状況にあることを知ります。翌日、ヘリ放水の打診がありました。
「正論」7月号に「われらの女性自衛官」第4回が掲載されました。
今回は航空自衛官の整備幹部。防大1期生であり、防大生の長女、高校3年生の息子たち(双子!)のお母さんでもあります。取材時は空幕勤務でしたが、現在は那覇の第9航空団整備補給群司令として約700名の隊員を率いています。


渡邉陽子さんのデビュー作

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