海上自衛隊幹部候補生学校(17)

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知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
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海上自衛隊幹部候補生学校(17)

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今週は、「米海軍士官学校アナポリスから見た江田島の教育」をご紹介します。

 

メリーランド州アナポリスにある米海軍兵学校は、旧海軍時代には江田島、英ダートマスと並んで世界の三大海軍兵学校の所在地として知られていました。
このアナポリスに連絡官として派遣される海上自衛官は、米海軍人を目指す学生たちに講義を行なっています。約2年間アナポリスに勤務した2佐に話を聞きました。

 

アナポリスの連絡官の業務は多岐にわたりますが、米軍人教官と同様、候補生に対する教務が中心となります。

「基本的な航海法などの海事知識を教えていました。その他、士官候補生教育用の練習船の船長兼教官として、洋上で基本的な航海術や操船法などについて教えることも任務の一環でした」

 

2年あまりをアナポリスで過ごしていれば、おのずと日本との違いも見えてきます。

「江田島では起床ラッパとともに飛び起きて、就寝まで分刻みのスケジュールという枠組みの中で過ごしますよね。アメリカは自由奔放、時間的にもゆとりがあって個人主義が徹底しています。たとえば朝、江田島では8時前には全員外に集合して国旗掲揚、その後課業整列となりますが、アナポリスでは起床時間こそ決まっているものの、授業開始まではどのように過ごそうが自由です。授業が終わった後も同様で、まるで普通の大学生が校内の寮に住んでいるような印象です。ただし、体力などが一定の基準に満たないと退学処分になってしまうので、その辺の自己管理は必要ですね」

 

「授業についてのリクエストでもっとも多かったのは『もっと授業に参加したい、双方向的な授業をして欲しい』で、彼らの主体性、積極性を強く感じました。しかし、学力については日本のほうが総じてレベルが高いように思えます。アメリカでは非常に個人差が大きかったんです。誇張ではなく、『1時間は60分である』ということがよくわかっていない学生もいたほどですから」

これはちょっと驚きですね。

 

江田島では教務もさることながら、服務面での指導の厳しさが際立っています。いわゆる「しつけ教育」です。

「日本では床を這いつくばるように掃除をさせられたりしますが、それは鍛錬であって人間形成の基本と位置づけられています。ところがアメリカでは、掃除は業者の仕事。食事も同様で、席に着いたら配膳スタッフが目の前に食事を置いてくれるのが当たり前だと思っている。お代わりが欲しければ、フォークで皿を叩いて催促したりする。これは日本では到底考えられないことですよね。社会文化の違いで一概に彼らが悪いとは言えませんが、道徳・倫理・精神教育などは日本のほうが徹底していると思います」

 

長い連載になりましたが、次週が海自幹部候補生学校最終回です。

 

 

 

 

(つづく)

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

 

 

 

(令和三年(西暦2021年)4月15日配信)

 





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自衛隊の真の敵はあの国でもかの国でもなく、少子高齢化というのは過言ではありません。募集を担う地本は、国防の未来を託されているのです。また、50代のまだまだ働き盛りの年齢で定年退職を迎える自衛官の、第2の人生をサポートするのも地本の役目。すごいです地本。
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「正論」6月号に「われらの女性自衛官」第3回が掲載されました。
今回は即応予備自衛官1期生。現役の自衛官時代よりはるかに長い時間、即応予備自として「いざ」に備えてきました。そして東日本大震災では自宅が半壊状態でありながら、招集に迷うことなく応じました。


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