戦車射撃競技会(5)

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オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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戦車射撃競技会(5)

昨年の戦車射撃競技会では、連隊対抗が第72連隊、中隊対抗が72連隊第5中隊、小隊対抗が72連隊2中隊第2小隊と、72連隊がすべての部門を制するという完全優勝を成し遂げました。また、直接支援の部は第7後方支援連隊第2整備大隊第2戦車直接支援中隊が優勝しました。

 

実は競技会4日目が終了した時点で72連隊はトップだったものの、翌日の最終日の朝イチに第73連隊に逆転を許してしまいます。しかし競技会の大トリに登場した72連隊第5中隊第2小隊が、48小隊中第4位という好成績で、まさに最後の最後で再逆転、見事優勝をつかみました。73連隊は掌中にしたも同然と思えた勝利がこぼれ落ち、さぞや肩を落としたことでしょう。また、71連隊も連隊3連覇は夢と消えました。
中隊対抗で優勝した72連隊第5中隊は、偶然にも初日にインタビューに応じてくれていた中隊長が率いる部隊。さらに余談ながら、大トリで大仕事をした第2小隊長はかつて7師団の広報に所属、筆者も取材で大変お世話になったため、この劇的な結果を大いに喜び祝福したひとりです。
ちなみに小隊長、「73連隊に逆転されていたことは射撃終了まで知らされていませんでした。競技が終わってから聞いた時は自分も興奮しました」。また、小隊各車の車長、砲手、操縦手に感謝してもし足りないと、隊員たちの労をねぎらっていました。

 

なお、今年のベストブラトゥーンは第73連隊第1中隊第1小隊でした。

 

毎年8月に東富士演習場で行なわれている「富士総合火力演習」は一般の人にも開放されており、今年は2万4000名の枠に対して応募が約60万、28倍という高い倍率が話題になるなど、年々人気は高まる一方です。目の前で戦車をはじめ各種装備品が実弾射撃するのを目の当たりにできる貴重な機会である一方、戦車射撃競技会は方面隊や師団規模の競技会であり、一般にはごく一部の関係者を除き公開されていません。
しかし停車している状態から射撃する総火演に対し、競技会では移動しながら移動する目標を射撃するという、高い難易度で部隊が実力を競い合います。個人的には、予定調和抜き、シナリオなしの白熱した「ガチの勝負」を国民にも見てもらえるようになればと願っています。

 

さて、ここからは戦車射撃競技会の裏方である後方支援部隊の中でも、4年前になりますが取材した第7後方支援連隊第2整備大隊第3戦車直接支援中隊(以下3DS)の練度確認についてご紹介します。
3DSは第73戦車連隊の直接支援中隊です。「直接」というだけあり、73連隊と行動を共にすることが多いため、3DSの訓練の様子を見る機会は多くありません。取材時に案内してくれた第7後方支援連隊第1科長が第7師団広報に所属していた間も、スケジュールの調整が難しく、取材をセッティングすることは一度も叶わなかったそうです。

 

このときは戦車射撃競技会の直前に、第2整備大隊長が1夜2日の予定で練度確認を計画。これは競技会前に現在の練度を確認した上で競技会に臨むという意図があります。73連隊はこの年、2014年3月にコア部隊から常備化されたばかりでした。第1、第2戦車直接中隊と比較して隊員個々の練度が低いということはありませんが、規模が大きくなった部隊として練度を発揮させるにはまだ日が浅いため、今回の計画には常備化された部隊にしっかりサポートする体制を作るという目的もありました。
この練度確認を取材させてもらったのです。

 

 

 

(以下次号)

 

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

 

 

 

(平成30年(西暦2018年)12月20日配信)

 





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