航空自衛隊 第1高射群(2)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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航空自衛隊 第1高射群(2)

わが国のBMD(弾道ミサイル防衛)は、イージス艦やペトリオットPAC-3を自動警戒管制システムJADGE(ジャッジと読みます)で連携させ、効果的に行なう多層防衛を基本としています。この態勢を強化するため、平成27年度までに当初の計画よりも前倒しで6個高射群すべてにペトリオットPAC-3を配備しました。

 

平成17年7月に自衛隊法が改正され、防衛出動が下令されていない状況であっても弾道ミサイル破壊措置命令が発令されるようになったことは、高射部隊の大きな転換点となりました。
平成21年3月、北朝鮮が4月に打ち上げるとした飛翔体に対して初めて発令され、平成24年3月と12月にも発令されました。この3回については命令書が公開されたのですが、北朝鮮に手の内を明かすことにもつながると、平成25年4月、平成26年4月の発令については非公表となっています。さらに平成28年1月の破壊措置命令も非公表でしたが、翌月に北朝鮮が(人工衛星発射を)国際機関に通知したため公表しました。
同年8月に移動式発射台からノドンが発射され、秋田県男鹿半島沖に落下してからは、従来の「ミサイル発射の兆候をつかんでから発令」という破壊措置命令を常時発令する体制に変更、以来「常時発令」の状態となっています。
なお、過去に部隊が実際にペトリオットPAC-3を発射し弾道ミサイルを破壊したことはありません。

 

弾道ミサイルが日本に向かってきた場合の対処について、もう少し細かく触れておきます。
まず弾道ミサイルのロケットがエンジンをふかしているブースト段階で、ミサイルを発見・探知します。
そして弾道ミサイルの行き先の判別が可能になったミッドコース段階で、イージス艦からSM-3ミサイルを発射、宇宙空間で撃ち落とすようにします。
万が一この時点で撃ち落とすことができず、弾道ミサイルが大気圏内に再突入するターミナル段階まで達した場合は、ペトリオットPAC-3で迎撃します。このような多層防衛となっています。

 

ペトリオットは前述したとおり、ミサイル本体のみで運用できるわけではありません。標的の捜索や追尾、ミサイルへの指令などが出されるレーダー装置(RS)、管制担当でシステムの操作を行う射撃管制装置(ECS)、ミサイルを積んだ発射機(LS)、通信を担い部隊内だけでなく離れた他部隊との連携を可能にするアンテナマスト・グループ(AMG)、システムへ電力を供給する電源車(EPP)、そしてPAC-3またはPAC-2ミサイルで構成されます。そのため「ペトリオットシステム」「ペトリオットミサイルシステム」とも呼ばれるのです。

 

PAC-2とPAC-3のスペックを比較すると、PAC-3の重量はPAC-2の約1tに対し約0.3t、射程は百数十kmに対し数十kmとなっています。
PAC-2は航空機対処、PAC-3は弾道ミサイルに対処と、同じペトリオットでも用途が異なるためにスペックにもこのような違いが表れています。
ペトリオットPAC-3は平成19年3月、わが国のBMDシステムを構成する初の迎撃手段として、第1高射群第4高射隊に初めて配備されました。現在の防衛大綱には、射程を延長し、巡航ミサイルや航空機への対処と弾道ミサイル防衛の双方に対応可能な、新たな能力向型迎撃ミサイルPAC-3 MSEの導入が明記されています。これは昨秋アメリカで実証段階が終了、今年から米陸軍向けに本格生産が始まった後に日本などの同盟国にも配備されるとされています。

 

 

 

 

(以下次号)

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

 

 

 

(平成30年(西暦2018年)5月17日配信)

 





「丸」6月号に「自衛隊の営業部隊 地方協力本部」が掲載されました
自衛隊の真の敵はあの国でもかの国でもなく、少子高齢化というのは過言ではありません。募集を担う地本は、国防の未来を託されているのです。また、50代のまだまだ働き盛りの年齢で定年退職を迎える自衛官の、第2の人生をサポートするのも地本の役目。すごいです地本。
「PANZER」6月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生」第26回が掲載されました。
2011年3月11日、東北地方でM9.0の巨大地震が発生。19日までに救助された被災者総数約2万7000名のうち約2万名を自衛隊が救助(約1万5000名は陸自による)。発災後72時間以内に自衛隊が救出した人は1万2351名でした。阪神淡路大震災での救助実績が警察3495名、消防1387名、自衛隊165名だったことを考えれば、初動が「命」に直結していることを改めて思い知らされます。その背景には火箱氏の処分覚悟の決断がありました。
「正論」6月号に「われらの女性自衛官」第3回が掲載されました。
今回は即応予備自衛官1期生。現役の自衛官時代よりはるかに長い時間、即応予備自として「いざ」に備えてきました。そして東日本大震災では自宅が半壊状態でありながら、招集に迷うことなく応じました。


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