第302保安警務中隊(2)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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第302保安警務中隊(2)

先週に続き陸上自衛隊第302保安警務中隊をご紹介します。

 

厳しい選考基準をクリアして晴れて隊員になってからも太らないよう常に気を遣うなど、健康管理も怠ってはいけません。体重のコントロールはモデル並みに切実で重要な問題です。
特別儀仗の直前だけ気をつけるのではなく、日頃から節制を心がけていなくてはならず、プライベートな時間でも儀仗隊員という立場を忘れることは決してないのです。

 

そして身だしなみにうるさい自衛隊の中でも、特別儀仗という任務を担うこの部隊は抜きんでて厳しくなっています。すごいですよ。
散髪は半月に一度では間に合わず、なんと10日に一度は切っている隊員がほとんど。しかも「周り2分、前髪5cm以内」という規則つき。
見た目が大変重要視される彼らには散髪券が支給されるそうですが、到底それだけでは足りず、結局自腹を切ってさらに散髪しているとか。

 

儀仗服の手入れや靴磨きにかける時間もかなりのもので、クリーニングに出した儀仗服にもさらに自らアイロンがけします。以前、海上自衛官が「妻がシャツにアイロンをかけてくれたんですが、さらに自分でかけたらむっとされました」と複雑な顔で話していたのを思い出します。

 

靴磨きにはなんと4時間! かかるそうです。支給されたときにはごくごく普通の革靴なのに、彼らが手入れするとエナメルかと思うような光沢を放つのです。取材時、「靴を蛍光灯にかざして、蛍光灯の2本のラインが靴にまっすぐ映ったら、うまく磨けたっていうひとつの目安になります」と隊員のひとりがさらりと言っていました。
もちろん、ベルトの真鍮部分を一点の曇りもないように磨くことも忘れてはなりません。靴やベルトを磨いて休日の午後が終わることもあるそうです。

 

特別儀仗の訓練は、通常3日前から行なわれます。当日の華やかな表舞台の陰には、気の遠くなるほど地道で単調な訓練があります。
地方の部隊では通常儀仗を行ないますが、そこから時折、特別儀仗隊員に指導に来て欲しいという依頼があるそうです。けれどベテラン儀仗隊員いわく、「行っても言うことは『動くな』だけ。これしか指導のしようがありません」。つまり儀仗の基本は「不動の姿勢」であり、これができなければ捧げ銃や担え銃どころか、約5kgの銃剣を持つことも叶わないということです。

 

この気をつけの姿勢も細かく定められていて、つま先の開きは60度、目線すら動かすことは許されません。ひたすら直立不動の姿勢を崩さずにいる訓練が続きます。
灼熱の炎天下で行なわれた特別儀仗の際には、靴の裏が溶けたといいます。それほど過酷な気象条件のときでも、場合によっては何十分でも何時間でも不動の姿勢を保ち続けなくてはいけないのです。
訓練はひたすら単純な動作の繰り返しで、不動の姿勢、整列休め、方向転換、捧げ銃、担え銃、行進を根気強く、班全体がぴったり揃うまで続けます。

 

 

 

(以下次号)

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

 

 

 

(平成29年(西暦2017年)12月7日配信)

 





「丸」6月号に「自衛隊の営業部隊 地方協力本部」が掲載されました
自衛隊の真の敵はあの国でもかの国でもなく、少子高齢化というのは過言ではありません。募集を担う地本は、国防の未来を託されているのです。また、50代のまだまだ働き盛りの年齢で定年退職を迎える自衛官の、第2の人生をサポートするのも地本の役目。すごいです地本。
「PANZER」6月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生」第26回が掲載されました。
2011年3月11日、東北地方でM9.0の巨大地震が発生。19日までに救助された被災者総数約2万7000名のうち約2万名を自衛隊が救助(約1万5000名は陸自による)。発災後72時間以内に自衛隊が救出した人は1万2351名でした。阪神淡路大震災での救助実績が警察3495名、消防1387名、自衛隊165名だったことを考えれば、初動が「命」に直結していることを改めて思い知らされます。その背景には火箱氏の処分覚悟の決断がありました。
「正論」6月号に「われらの女性自衛官」第3回が掲載されました。
今回は即応予備自衛官1期生。現役の自衛官時代よりはるかに長い時間、即応予備自として「いざ」に備えてきました。そして東日本大震災では自宅が半壊状態でありながら、招集に迷うことなく応じました。


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