中央音楽隊女性自衛官(1)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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中央音楽隊女性自衛官(1)

音大時代は教師を目指していたというN3等陸曹。大学4年時には教育実習に行き、生徒に教えることの充実感も味わいました。
しかし、中学時代からずっと続けてきたクラリネットをもっと続けたいという気持ちの方が、次第に大きくなっていきました。そしてちょうどその頃、大学でお世話になった先輩がたて続けに自衛隊に入隊したので、「じゃあ私も」と軽い気持ちで試験を受けます。

 

クラリネットを続けたいということなら、大学院への進学や海外留学、あるいは交響楽団・吹奏楽団への入団など、自衛隊以外にも道はあります。
N3曹の場合、1日も早く演奏することを職業としたいと思っていたので、就職以外は考えていませんでした。それに入隊するまでは自衛隊に対する知識が皆無に等しく、いろいろなことがわかったのは入隊してから。演奏以外の業務もあるということも、ピンときていませんでした。
「でも、あらゆることを結構普通に受け入れていました、あっけらかんと(笑)。多分、自衛隊が向いていたんだと思います。周囲の方が焦ってましたね、『本当に自衛隊入るの? 大丈夫なの?』って」というのは本人の談。

 

現在は入隊15年目(取材当時)という大ベテラン。陸曹になろうと決めた時期も早く、音楽隊で勤務することが本当に肌に合っていたようです。

 

練習に飽きるということになりません。屋外の演奏では暑さ寒さが身に沁みることがあっても、それも仕事と受け入れています。
きついなと思うのは、朝早い出張が続くとき。そういう出張って、不思議と続くのだそう。
遠距離でも原則として陸上移動なので、移動が体力的にしんどいこともあります。でもお客様から拍手をいただいたときの喜びは何物にも代えがたく、疲れも苦労もふっ飛びます。

 

中央音楽隊は特別儀仗でも演奏するのですが、女性隊員で演奏したのはN3曹が初めてでした。背が高いから男性と並んでも大丈夫だろうということで出ることになったそうですが、やはり初めてというのは嬉しかったとのことです。

 

N3曹の配偶者は同じ中央音楽隊員。音楽隊が取り持った仲というわけですね。夫婦揃って同じ職場に勤務というのは音楽隊という特殊な職種ならではですが、中央音楽隊ではN3曹夫妻が初のケースだったそうです。
小学校3年生の娘(取材当時)は、夫婦が出張のときは友人が面倒を見てくれたり、実家のお母さんが来てくれたりと、周囲の協力がサポートしてくれています。

 

普段の家事も「夫婦のできるほうがやる」というスタイル。N3曹いわく、「主人も料理ができるし、掃除なんか私よりよっぽどちゃんとしますよ(笑)」
休日は溜まった家事と買い物でだいたい終わってしまいますが、個人練習のために駐屯地に来ることも少なくありません。普段の課業だけでは練習時間がどうしても足りないし、自宅では近所迷惑になるので音を出せないためです。

 

N3曹は結婚、出産と、節目の時期に退職を考えたことはあったのか尋ねたところ、結婚の際に仕事を辞めるという考えはなく、出産のときも育児休暇を経て復帰しました。
けれどお子さんが小さな頃はよく熱を出し、そのつど仕事を休んで部隊に迷惑をかけてしまうということに悩み、辞めようかと思ったこともあったそうです。
けれど「辞めるのは簡単だから。いつだって辞められるんだから」というご主人の言葉に励まされ、もうちょっと頑張ろうと思えたのだそう。

 

N3曹が入隊したときに比べ、中央音楽隊も女性自衛官の数がずいぶん増えました。
「女性自衛官の後輩たちが私を見て『職場結婚でも子どもがいても、ほかの人と同じように働けるし頑張れる』と思ってくれるような存在になれたらいいですね」

 

現在は大ベテランの域に達しているN1曹。きっと後輩達がその背中を追いかける存在になっていることでしょう。

 

 

 

(以下次号)

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

 

 

 

(平成29年(西暦2017年)7月13日配信)

 

 





渡邉陽子さんのデビュー作

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