高等工科学校(2)

渡邉陽子さんのデビュー作

オリンピックと自衛隊

1964東京五輪は、自衛隊の支援なしに成功しなかった!
2020東京五輪も、自衛隊は同じ役割を求められることになる
知られざる自衛隊の苦難と栄光の歴史が、ここに明らかに!!
オリンピックに熱い思いを抱く、すべての人に捧げます。

自衛隊家族会発行「おやばと」、「隊友」160715号、 「月刊モデルグラフィックス」2016/8号「月刊丸」2016/8号160712「防人の道 NEXT」「歴史群像」8月号(学研)160701 桜林美佐の国防ニュース最前線、「月刊世界の艦船」2016/9号、160809 政治学者・岩田温の備忘録 で取り上げられました。





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高等工科学校(2)

 学校組織は学校長のもとに自衛官と文官の副校長が各1名、企画室、総務部、教育部、生徒隊で構成されています。
教育部には「一般教育」を担当する第1教官室、「専門教育」を担当する第2教官室があります。生徒隊は「防衛基礎学」を担当し、第1〜3教育隊(一般高校の1〜3学年に当たります)が置かれ、さらにそれぞれの隷下に1個区隊約30名からなる区隊(一般高校のクラスに当たります)が11個あります。
 卒業後は士長に任官、生徒陸曹候補生課程に進み、約1年間の教育を受けたのち3等陸曹に昇任します。あるいは防大、航空学生の道へ進みます。3曹就任後は、衛生科を除く各職種の技術分野における陸曹として勤務します。ほか、選抜試験を経て陸曹操縦学生(ヘリ)や部内幹部など、幹部として勤務する道も開けています。

 

 

 高等工科学校長兼ねて武山駐屯地司令である滝澤博文陸将補は、少年工科学校から防衛大学校へ進学して幹部自衛官となり、いくつもの要職を務めてきました。
「われわれの時代は、『19歳で技術陸曹の3曹となるのがお前たちの目標だ』と言われてきました。しかし今、私は『19歳で技術陸曹の3曹になるのはひとつの通過点だ』言っています。卒業生は自衛隊のほとんどのコースに進んでいて、行ってないのは防衛医大くらいです。つまり、あらゆる可能性が開けているのです。今や技術陸曹の3曹を育成するためだけの学校ではありません。とてもいい形に変わってうれしいですね」
 職員への要望事項は「情熱と愛情、理論と実践」。
「私は常々、生徒たちのことを『陸自の今後30数年の将来を担う宝』だと言っています。というのも、私くらいの年になると、要所をみんな少年工科学校出身者が押さえているのです。階級も所属もいろいろですが、それぞれが今いるポストでしっかり評価されているというのが素晴らしいことです」

 

 

 滝澤学校長の時代は親の希望や家庭の事情で入校する生徒が目立ったそうですが、今は「自衛官になりたい」という確固たる意志を持ち、自ら高校工科学校進学の道を選んでくる生徒のほうがはるかに多くなっています。
「自分の意志でやってくる生徒は知能も高く伸びしろがあり、成長が楽しみです。実際、着任したとき、生徒たちの何事にも一生懸命打ち込む姿を見て感心しました。また、ここでは先輩が後輩を教える機会が非常に多いので、生徒にとっては大変でしょうが、3曹になれば陸士を育てるという大事な役目が待っています。その経験を早くから経験することが、結果として本人を伸ばすことになるのです」

 

 

 さて、生徒は全員、入校と同時に校内の生徒舎で、日課時限にしたがって規律正しい団体生活を送ります。
 起床は6時、すぐさま上半身裸で生徒舎前へ集合し、点呼と乾布摩擦。清掃を済ませてから7時に朝食、8時に朝礼と国旗掲揚、そして8時半から12時まで授業です。昼食を挟み13時から15時35分まで再び授業、終礼の後は18時までクラブ活動です。入浴や夕食を終えた後は20時から22時まで自習室にて自習時間、消灯は22時30分ですが、必要がある場合は延長しての自習も可能です。このスケジュールは防衛大学校とほぼ同じですね。

 

 

 次回は高等工科学校の職員たちをご紹介します。

 

 

 

 

(以下次号)

 

 

 

(わたなべ・ようこ)

 

 

 

 

(平成28年(西暦2016年)11月3日配信)

 

 

 





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