トーチ作戦とインテリジェンス, CIA, 長南政義

【前回までのあらすじ】
本連載は、1940年から1942年11月8日に実施されたトーチ作戦(連合国軍によるモロッコおよびアルジェリアへの上陸作戦のコードネーム。トーチとは「たいまつ」の意味)までのフランス領北アフリカにおける、 ...

トーチ作戦とインテリジェンス, 長南政義

From:長南政義
件名:トーチ作戦とインテリジェンス(3)
2013年(平成25年)3月7日(木)
【前回までのあらすじ】
本連載は、1940年から1942年11月8日に実施されたトーチ作戦(連合国軍 ...

トーチ作戦とインテリジェンス, 長南政義

【前回までのあらすじ】
前回から、1940年から1942年11月8日に実施されたトーチ作戦(連合国軍によるモロッコおよびアルジェリアへの上陸作戦のコードネーム。トーチとは「たいまつ」の意味)までのフランス領北アフリカにおける、 ...

トーチ作戦とインテリジェンス, 長南政義

【はじめに】
前回の連載では朝鮮戦争を素材として「情報の失敗」がどのようにして起こるかについて考察した。今回からは、1940年から1942年11月8日に実施されたトーチ作戦(連合国軍によるモロッコおよびアルジェリアへの上陸作戦 ...

おすすめの軍事本・書籍, インテリジェンス, 国際情勢

こんにちは。エンリケです。
イランを主軸に、中東全般にわたる正鵠を射た情勢感覚を、
読むだけで身につけられる基本書。

なぜ、イランのことをアラブ専門家が評論しているのか?
なぜ、イン ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 長南政義

前回までのあらすじ
1950年11月の朝鮮戦争における「情報の失敗」の原因となった、(1)予測分析の問題、(2)制度的機能不全、(3)人的・政治的要因という3つの問題に関する考察が終了し、前回から結論としてその要点を概観してい ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 長南政義

From:長南政義
件名:マッカーサー執務室を見学
□はじめに
こんにちは。長南です。
梅雨もあけましていよいよ夏本番となりました。
先週、約10年ぶりに限定公開された東京日比谷の第一生命保険株 ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~

From:長南政義
2012年(平成24年)7月12日(木) 
□はじめに
 本連載の第三回で、1950年のマッカーサー率いる極東軍司令部に
おいて発生した情報の失敗の原因が三つあることを指摘した。 ...

おすすめの軍事本・書籍, インテリジェンス, 歴史, 自衛隊情報

<わが国が敗戦に至った理由のひとつは、
国家全てが情報理論の重要さを軽視したことにある>

帝国陸軍の兵団参謀として終戦を迎え、陸自調査隊の創設に
深く関わった男が人生の最期に書き残した「知られざる戦後情報史 ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

□前回までのあらすじ
1950年10月15日、ウェーク島でダグラス・マッカーサーとハリー・トルーマン大統領とが会談した。世に名高いウェーク島会談である。
このウェーク島会談で、マッカーサー、統合参謀本部およびトルーマン ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

▼ウェーク島会談 ~朝鮮戦争は「最終段階」にある~
1950年10月15日、太平洋に浮かぶウェーク島でダグラス・マッカーサーとハリー・トルーマン大統領とが会談した(ウェーク島会談)。ウェーク島会談は、マッカーサー、統合参謀本部 ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功

□前回までのあらすじ
マッカーサーが周囲の反対を押し切って成功させた仁川上陸作戦以降、外部の批判に耳を貸さなくなる一方で、38度線を越えて北朝鮮に侵攻するというマッカーサーの決定は、ワシントンの政権中枢に国連軍の前進が持つ意味 ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

□はじめに
こんにちは。長南です。
今週月曜日6月4日、森本敏・拓殖大学大学院教授が民間人初の防衛大臣に任命されました。筆者の修士論文を審査していただき、拓殖大学大学院卒業後も外務省委託研究をご一緒にやらせていただいた ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

□はじめに
前回の連載で、国務省とマッカーサー率いる極東軍司令部との緊張関係を考察した。マッカーサーとその側近は「じかに接している仲間以外のあらゆる外部者を敵もしくは潜在的な敵と見なしていた」ため、ジェイムズ・バーンズ国務長官 ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

□前回までのあらすじ
前回、マッカーサーが司令官を務める極東軍司令部内の閉鎖的な組織文化が、極東軍と麾下部隊との関係や極東軍とワシントンの重要な政府機関(統合参謀本部・国務省・CIAなど)との間の関係に大きな影響を与えていたこ ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

□前回までのあらすじ
共産中国が北朝鮮領内に大規模部隊を投入したとする多くの情報が存在したにもかかわらず共産中国が朝鮮戦争に介入しないとの情報分析が生み出された「制度的要因」について考察を進めている。
前回、下記の点を ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

▼ウィロビーの情報分析に依存する国防総省
ウィロビー率いる極東軍司令部参謀第2部は、毎日開催されるテレカンファレンスにおいて、陸軍省にアップデートされた最新の情報を提供していた。その際、ウィロビーや彼の部下たちは、陸軍参謀総長 ...

特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~, 戦史に見るインテリジョンスの失敗と成功, 長南政義

□1950年11月の情報の失敗の「制度的原因」
前回で、本連載の最初に指摘した、1950年11月に「情報の失敗」が発生した3つの原因(予測分析の問題、制度的機能不全、人的・政治的要因)のうち、予測分析の問題が終了した。今回から ...