佐藤守 「ジェットパイロットが体験した超科学現象」 青林堂

2019年2月6日



あなたは今まで不思議に思ったことはありませんか?
何故、あの時自分は死ななかったのだろうか・・・?
何故、あの時英霊の声が聞こえたのか?
何故、あの時あの人から助け舟をいただけたのだろうか・・?
この本はその答えになるかもしれません。
私はこれまでに三度、普通なら死んでいた経験をもっています。
どのときも、客観的にみると間違いなく死んでいた状況なのに、かすり傷一つなく今生きています。不思議としか言いようがありません。
その他にも、非常なピンチに陥ったとき、夢の中で解決策を知ることができたり、どこからか救いの手が出てきたり、英霊の声がどこからか聞こえてきたり、英霊の姿が見える日がある、などこの種のことは枚挙に暇がありません。
そういう経験をもつせいか、人知を超える何か大きな存在は確かにあると思っています。ですから、大いなるものへの畏敬の念を忘れてはいけないと日々感じています。
科学は、大いなるものが人類に与えたさまざまな知恵・もの・ことの原理や仕組みを発見し、解明するのが任務だろうと思います。だから科学者は、不思議なことや人知を超えるような出来事から眼をそむけ、逃げてはいけない気がします。
すなわち、いま「科学的ではない」と排斥されていることも、時代が変われば科学的と扱われる可能性があるということです。科学なるものは常に流動的ですから、宗教として信仰してはならないということです。
あとでも触れますが、これは、不思議なことや超科学的現象、神秘現象を宗教にしてはならないということと、鏡の表裏になっています。
元空将で元南混団司令の佐藤守さんは、わが国を代表する武人として広く知られます。
若い頃から「まさにサムライ」という評価を得ていた人です。
文筆家としても有名で、現役時代どこかの町(だったと思います)が主催した小説コンテストに応募したら入賞したというご経験もお持ちです。
退役後お初めになったブログは、おそらくわが国で最も有名な国防ブログでしょう。
そんな佐藤さんが最近、UFOをテーマにした著作を発表されています。
「UFO」というのは「未確認飛行物体」の略称であり、国防を担う人にすれば、国境をUFOが侵犯・侵略した場合いかに対処するかは大問題なわけです。
しかしながら、わが国朝野はいまだに、
「UFO=タコみたいな火星人が乗った円盤」という幼稚なイメージから卒業できていません。
UFO話は、国防を考える一つの手段として、きちんと現実の中に落とし込んで扱う対象であり、新宗教のようなあいまいあやふやな世界で、完全な趣味話として論じるものではないということなんです。
そうなんです。
UFOということばはあくまでとっかかり、シンボルに過ぎません。
重要なのは「超科学現象」を闇から闇に葬ってはいけない。
明るいところで真正面から向き合う姿勢が非常に大切だ。ということです。
現代の軍人は、人類の中でもっとも科学指向が高い集団であろうと思います。
と同時に、時代の人間が経験する最極限の現場に出る機会が多いことや、死を最も身近に感じる仕事でもあることから、その時代の科学の限界を超えた「超科学現象」「神秘的現象」に遭遇する機会も多いのではないでしょうか。
そんな現場を何千通りも見てきた佐藤さんだからこそ、語れる”英霊の声”があります。
そんな現場を何千通りも見てきた佐藤さんだからこそ、語れる”霊的次元の話”があります。
そんな現場を何千通りも見てきた佐藤さんだからこそ、語れる”超科学現象”があります。
この本を読み終わる頃には、今よりも格段に頭脳のスペースが拡大して、今よりもずっと大きな”知恵”を引き寄せることができるようになっているでしょう。
それでは、心してページをめくってください。
□もくじ
はじめに 霊感が強かった母の思い出・・・6
第1章 空の前線の心霊譚・・・13
 パイロット志願
 操縦教育
 幽霊体験
 特攻隊の碑
 百里基地時代の部下の臨死体験談
 部内安全誌に載った不思議な話
第2章 硫黄島と八甲田山の呼び声・・・53
 硫黄島の不思議な話
 津本陽氏の体験
 ある民間建設業者の話
 帰国したがっている英霊たち
 青山繁晴氏の体験談
 尾崎隊長の遺骨あがる
 義母の臨終での不思議な体験
 肉体と幽体とエーテル体
 霊を信じる東北の人たち
 ”お祭り”を人間の都合で変更する傲慢さ
第3章 心霊写真と祈祷所の老師・・・103
 T-4墜落事故と海底八百メートルの世界
 下田の心霊写真
 航空教育集団における教育
 科学とは何か
 「科学」という言葉が持つ意味の変遷
 浜松に伝わる昔話「犀ヶ崖伝説」
 鍼灸院と祈祷所での体験
 超能力者との面談
第4章 UFOを操る「先生」・・・159
 ブルーインパルスチームの交代期
 仙台四郎様を敬う仙台市民
 七ヶ宿での出来事
 石巻でも超能力者に会う
 病気治しのアルバイト
 航空機事故を予言する
 天氣を回復した話
 雫石の心霊写真
第5章 「全島墓場」の沖縄で・・・201
 沖縄での任務と東北の古代ロマン
 沖縄に着任
 沖縄戦の概要
 戦争体験者の言葉
 寄せられたお手紙の中から
 半世紀以上も放置されつづけてきたご遺骨
 霊魂がさまよう町
 佐藤先生、沖縄に来たる!
 真心を込めて供養塔建立
 「氣」の不思議
 日本の科学界もやっと解明に乗り出した
 神秘現象を野放しにする恐ろしさ
 注目されるジャパン・ケプティクスの活動
 「超感覚的知覚」に本氣で取り組む米学者
 UFOも科学も宗教にしてはいけない
おわりに 本来の日本人精神を取り戻そう・・・272
□著者
佐藤守(さとう・まもる)
防衛大航空工学科卒(第7期生)。航空自衛隊に入隊。戦闘機パイロット(総飛行時間3800時間)。外務省国連局軍縮室に出向。三沢・松島基地司令、南西航空混成団司令(沖縄)を歴任。平成9年退官。岡崎研究所理事・特別研究員。軍事評論家。
著書
「国際軍事関係論」かや書房
「金正日は日本人だった」講談社
「実録・自衛隊パイロットが遭遇したUFO」講談社
「日本の空を誰が守るのか」草思社
おわかりのとおり、体験談が非常に多いです。
だから、面白く興味深く読めます。
残念ながら、戦後日本は行き着くところまで行き着かないとどうにもならない
局面に至ったようです。今頼りにすべきは、英霊のご加護しかない。
正直私はそう思っています。
そのためにも、ひとりでも多くの日本人が本著を紐解き、
戦後日本が捨ててきた「日本的な霊性」を取り戻し、
英霊の声に耳を傾けることができるよう願うばかりです。
今日ご紹介した本は
「ジェットパイロットが体験した超科学現象」
著者:佐藤守
発行:青林堂
発行日:2012/4/14
でした。
(エンリケ)