非常時のリーダー

この度の地震による被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
(今回は、スペイン語文法入門にあるスペイン語版『孫子』〈第十一篇 九地〉の
「呉越同舟」の箇所をスペイン語が分からなくても・・・一度ご覧下さいませ!)

現在、非常時に置かれている我が国ですが、福島原発の放射能漏れ事故に関しては、
まさに「国難には殉ずる」ことに・・・本当の意味で”挺身”されている自衛隊、警
察、消防、海上保安庁の方々に深く敬意を表し、後々までも決して忘れないことは、
日本人なら思いを同じくすることであります。
そして、天皇陛下は・・・危険が差し迫っても・・・宮城(皇居)にお残りになり、
日本と日本人のための祭祀を行われていらっしゃいます。
苦難は共にする・・・逃げない・・・これが日本人であります。
しかし、一方では・・・
民主党の政治家など・・・
立場からしてテレビで喋りすぎとか、官房長官の枝野さんなんか、かの赤塚不二夫先生
の『天才バカボン』の実写版を見ているような感じですが、「これでいいのだ!」では
済まないところであります。
本当に、これも同じ日本人なのであろうか?と見ていて恥ずかしくなるような方々も
見られます。
国民が選挙を通じて民主党という政党に政権交替を実現させてはみたものの、実際の
危機管理にはとても役に立たないこと・・・返ってダメージを与えられるかも知れな
い・・・ということがハッキリとして来ています。
実際には、何ら国民の生命、財産は保証されていません。
国民の生命と財産を保証してくれるのは政治家ではなく・・・
それは、自衛隊とか・・・実力と能力に溢れる組織であり、国民のために命を捨てるこ
とを厭わない人々である・・・これは現実を見れば分かることです。
今回の災害対策は、民主党政権が何も「指揮」&「統率」を全うしている訳ではありま
せん。”パフォーマンス”と”口上”だけで、後の責任は選挙で選んだお前たちにある
のだから・・・と言って最後は逃げてしまいそうです。
最初からメルトダウンしているのが左翼政権・・・ですね。
そもそも、”リーダー”とは・・・
それは、何も起こらない平時でなら、誰でもできる話しです。が、戦時・・・即ち、
国家の非常事態になればこそ、その真価を発揮するものである故、誰でもできる・・・
という訳ではありません。
「一将功成りて万骨枯る」という言葉がありますが、現在の民主党政権を見ていると、
多数の選挙民に多くの有形無形の危害を残しそうです。(むしろ、復興利権を漁った
り、外国勢力と取引したり考えていそうですね。)
今は、選挙民一人一人が正しき”リーダー”観を持つこと・・・それは、現在、終焉を
迎えつつある「戦後日本」という時代区分の中に生きる日本人の義務でありましょう。
世界情勢とは、欧米勢力によるリビアの”カダフィー討伐”にも見られるが如く、自分
自身が自浄能力、自己免疫力、護身術・・・に欠けると情け容赦が無い点もシビアに
見つめて行かねばなりません。
本当の”リーダー”を考える・・・ハラを据えねばならない時期に来ています。