知識、知恵、そして勇気

2019年2月6日

コラムに先立ち、あなたに大変興味深いお知らせがあります。
来たる平成23年4月24日(日)、10:10より明治大学・駿河台キャンパスにて戦略研究
学会第9回大会が開催されます。
共通テーマは、「戦略的視点からの日中関係」です!

当日は、基調講演、特別講演、個人発表、シンポジウムと・・・とても興味深い
“支那”がテーマになっています。
世界で最も露骨に直接侵略(チベット、ウイグルなど)&間接侵略(あらゆる地域への
移民とか各種の工作活動)のサンプルとなっていることは否めない支那です。が、現在
と将来、この国と地域がどちらの方向へ進むのか?冷戦後・・・21世紀の紛争とは如何
なるものとなって行くのか?真実を見極めたい方々にはとても良い機会でありましょ
う。
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ところで・・・この戦略研究学会では、平成20年5月17日~18日に京都産業大学で行わ
れた第6回大会で今政治では話題の民主党の前原誠司氏が特別講演で来ていました。
(丁度、著者は、この大会で「戦略と情報の原理と易経及び般若心経の謎」というテー
マで研究発表をしています。)
この時の共通テーマが”インテリジェンス”で、恐らく戦後の日本では、初めて公に、
“諜報”に関する事柄が多数の専門家や研究者の参集する学術学会で取り扱われて、
その後、段階的に「日常語」として現在に至るようになった機会を創り上げた戦後日本
史での”歴史的な日”であった・・・と思います。
この前原誠司氏ですが、”インテリジェンス”を掲げた会場での特別講演では「日本の
安全保障戦略」をテーマにして話をされました。
口から出る言葉を聞いていると、防衛、安全保障などの素養というか・・・
「この人は、戦後日本人政治家にはめずらしく軍事的センスがあるのかなあ?」
「このような政治家なら最高司令官として有事になっても大丈夫だろうか?」
とかいうような期待感というかそのようなものを感じさせるものでありました。
特別講演では・・・我が国に対する脅威(弾道ミサイル、島嶼侵攻、テロ)について
述べ、そのカギとは「情報」であり我が国の弱点になっている・・・また、日米同盟の
必要性を指摘しつつも長期的には日本の自分自身のための防衛能力の向上に言及してい
たし・・・装備に合わせて武器輸出三原則の見直しとか・・・F-Xのお話しでは、
F22と組み合わせる機種も考えるとF35とか・・・本当に興味深い講演でありました。
とは言ってみても・・・
「この人は、”ホンモノ”の日本の政治家としては結局どうなのか?」
この疑問が昨今、平成21年8月30日以降、政権交替を実現させた”選挙民”に対して
投げかけられています。
今、ホンモノの日本の政治家を正しく観察する機会が選挙民に与えられています。
前原誠司氏が在日外国人から政治資金の提供を受けていたことが国法に違反することと
指摘されて・・・すぐさま辞任したのが惜しい・・・とか、あるいは潔い・・・とか
言う前に「もっと論点を根っこに当てて考える」・・・これが重要です。
俗な表現になりますが、一国の閣僚として外務大臣を”はる”とか、防衛やら安全保障
やらの”専門家”をウリにするのなら・・・それこそ直接侵略も間接侵略もご存じなの
でしょうから・・・何が自分の置かれた立場に対して「虚」を創り出すのか、果ては
本当の国益になるかならないか・・・分かるのが普通であります。
幕藩体制下で政治をしていたのは武士ですが、その中で・・・もし、家老職クラスが
今回の前原誠司氏と同じことをすれば「切腹」であり、少なくとも明るみになった日に
腹を切るのが礼儀というものでありましょう。
知識は腐るほどあるけれど、本当の知恵が無い、まして一国の存亡をかけての政治家の
義務たる”勇気”などは無い・・・死んで花実が咲くというものではない・・・とか
言いますが、「相応しいときに死ね」ということから変に逃げるから生き様死に様が
ぶざまになってくるのです。
まさにこの手の政治家に欠如しているのは、戦後日本時代(現代)を除いて、「日本の
為政者に通奏低音として流れる」・・・「兵法的思考」、「武道心」なのであります。
国家間で戦争を指導するのは政治家ですが・・・「こんなのが最高司令官とは笑わせ
る」というよりも、現場の兵隊さんの命も名誉もあったものではなく、諸外国からすれ
ば、日本って本当にインテリジェンスの無い国なのだなあ・・・という印象を植え付け
ることになってしまいました。
汚く腐った政治はもう結構とかいうことで、何となく現状を変えてくれそうな民主党に
選挙を通じて政権交替をさせてはみたが・・・彼らのやっていることと言えば「国民の
ため」とか言いながら、実は、左翼らしい左翼が嗜好する左翼の必然としての内ゲバば
かりで、また、軍事の分かるような期待の新人・・・とか言えば、軍事の要たる情報の
管理、即ち、「自らのインテリジェンスがなっていなかった”不適格者”」であった・・・
一体、今の日本に期待の政治家とかいるのでしょうか?
でも、何も、落胆することはありません。
これも時代が変わる時期にいるからであり、乱世は乱世なりの様相を見せてきているの
です。ピンチこそチャンスなのです。
今まで戦後日本の「保守政権下」では言いにくかった思い切った言葉、所謂、「右翼
的」なことが選挙民が選挙で実現させた政権交替=「左翼政治体制下」で誕生して活き
活きとして来る・・・という面白い時代になって来ています。
知識、知恵、そして勇気ですね・・・
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自らの人生を成り立たせているマスコミによる思い込み、戦後日本民主主義的なおかし
な信念、変な教育での無意識に潜むトラウマから目覚めましょう!
選挙民のレベル向上がよりよき日本実現の条件であるからです。