捕虜の殺害は戦争法上の処分の対象だとなにかで読んだように記憶していますが、

Q.捕虜の殺害は戦争法上の処分の対象だとなにかで読んだように記憶していますが、そのような見地から北朝鮮の拉致問題を捉えることは可能でしょうか?
A:この問題は戦争中と捉えると、物事が見えなくなると思います。
 確かに戦争犯罪ともみなせますが、戦時という隠れ蓑を使わせるとむしろ免罪符的に許容の幅を大きくしてしまいます。
 今回の悲惨な結果を、捕虜問題などという言い逃れの口実に使わせてはなりません。「ならず者国家の非道な犯罪行為」と正確に捉える必要があります。
 亡くなったとされている6名の方々は元々特務機関で働かされている、いわゆる「知りすぎた者」ですから開放される可能性は少ないでしょうね。
 強制収容所などで生きていて、後々の交渉の材料になるのかも知れません。
 その時にも金正日は「部下から『死んだ』と報告を受けていた」とヌケヌケと言うことでしょう。
 今回のことは国民世論を硬化させましたので、国交正常化交渉は難航するでしょうね。むしろそれより北鮮の国家崩壊の方が早いかも知れません。
 配給が廃止されたようですが、これは会社で給料が払えなくなったのと同じですよね。
 会社の倒産もそうですが、気が付いたら交渉相手がなくなっていた、とか・・・。
 私は、その可能性は決して低くない、と見ています。