自衛隊「影の部隊」情報戦秘録 松本重夫 アスペクト

2019年2月6日

<わが国が敗戦に至った理由のひとつは、
国家全てが情報理論の重要さを軽視したことにある>

帝国陸軍の兵団参謀として終戦を迎え、陸自調査隊の創設に
深く関わった男が人生の最期に書き残した「知られざる戦後情報史」

なぜ、わが情報活動を記録した本が少ないのか?
なぜ、わが国は情報活動への理解がないのか?
なぜ、わが国防衛は世界の政治駆け引きに翻弄されつづけているのか?

そういう疑問をお持ちのあなたにとりこの本は、渇ききった喉に
冷たい清水を注ぎ込むような爽快感をもたらすことになるでしょう。

この本は、一情報将校が戦後日本の再生に貢献した記録です。
著者が情報活動の最前線で見聞きした、戦後日本裏面史を伝える本です。
情報理論に基づく情報組織の立ち上げに取り組んだパイオニアのものがたりです。

日本という国は、情報活動への理解が極端に乏しい国です。
そんな風土で著者たちは、いかに情報理論に基づく組織を立ち上げ、根付かせていったのでしょうか?
その経緯とその後どうなったか?についての記述は非常に興味深いものがあります。

信頼性が高く、手に届きそうで手に入らなかった情報理論という知識を提供してくれ、
よみものとしてもおもしろい。ありそうでなかった本です。

資料性・信頼性・具体性・有機性いずれをとってもトップクラスに入る内容です。

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