『原子力はいる?いらない?ー原発大国フランスと脱原発ドイツー』 著:川口マーン惠美 山口昌子

原子力はいる?いらない?
原子力はいる?いらない?

わが国のエネルギー未来を考えるための必読書

最近、電気代の値上げや停電のリスクが身近な話題となっています。電気料金の高騰やエネルギー不足のニュースを目にして、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

「このままでは、わが国のエネルギーはどうなってしまうのか?」

そんな疑問に対して、フランスとドイツのエネルギー政策の違いから学べる一冊が登場しました。それが、『原子力はいる?いらない?ー原発大国フランスと脱原発ドイツー』です。

著者はこちらのお二人。

著者略歴

山口昌子(やまぐち・しょうこ)
ジャーナリスト。慶應義塾大学文学部仏文科卒。仏政府給費留学生としてパリ国立ジャーナリスト養成所(CFJ)に留学。産経新聞入社後、外信部次長を経て、1990~2011年まで産経新聞パリ支局長を務める。ボーン・上田記念国際記者賞受賞。

川口マーン惠美(かわぐち・まーん・えみ)
日本大学芸術学部音楽学科卒業後、ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科を修了。著書『住んでみたドイツ8勝2敗でわが国の勝ち』など、多数のベストセラーを執筆。エネルギー問題や国際情勢に関する鋭い洞察で注目を集めている。

川口さんはドイツ、山口さんはフランスの事情を知悉した、わが国では稀少な「優れたジャーナリスト」です。

この本をおすすめしたい方

以下に当てはまる方には、特におすすめです。

エネルギー問題に関心があり、わが国の未来を真剣に考えている
原発の是非について、多角的かつ客観的な情報を求めている
国際情勢やヨーロッパのエネルギー政策を学びたい
経済や安全保障とエネルギーの関係について深く知りたい
現状のエネルギー政策に疑問を抱き、別の視点を探している

フランスとドイツ、正反対の選択

フランスは原子力発電を積極的に活用し、国内のエネルギー自給率を高めています。一方で、ドイツは脱原発を選択し、再生可能エネルギーの普及を推進しています。この2つの国の選択の背景には、政治的・経済的な事情が絡み合っています。

本書では、原発を推進するフランスと脱原発を決断したドイツ、それぞれのエネルギー政策の成果と課題を、川口さんと山口さんが徹底比較しています。

本書の注目ポイント

エネルギー安全保障の視点:わが国のエネルギー自給率の低さや輸入依存の現状を踏まえ、安定供給の重要性を考察。

経済的影響:電力コストの違いが産業や消費者に与える影響を具体的に解説。

環境問題:CO2排出量削減に向けた取り組みや課題を比較。

歴史的背景:フランスとドイツが異なる道を選択した理由を探る。

読むことで得られるもの

エネルギー政策の本質的な理解:わが国が直面するエネルギー課題を多角的に考察。

国際視点の獲得:海外の実例から、わが国の未来に向けたヒントを得る。

判断力の向上:感情論やイメージに左右されず、冷静にエネルギー問題を見極める力を養う。

それではこの「エネルギー安保入門書」の中身を見ていきましょう

■もくじ

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はじめに 川口マーン惠美

序章 百八十度〝違う〟フランスとドイツ

◆「国家の独立」が何より重要と考えるフランス人
◆安全保障の観点が〝ゼロ〟な日本とドイツ
◆〝原発大国〟フランスからの警告
◆誤解だらけのフランス
◆フランスの「極右」政党は本物の極右
◆パリ五輪は「LGBT祭典」
◆テロへの厳戒態勢も誰も文句を言わない
◆〝近い〟中東はフランスでは政治問題
◆農民が尊敬されているドイツとフランス
◆図々しいドゴールの〝外交力〟を見習え
◆フランスとドイツは仲が悪い?

第1章 戦争とトランプ大統領再選で激変するエネルギー地政学

◆ウクライナ、中東大混乱もフランスへの影響は軽微
◆脱原発、脱石炭で脱産業の墓穴を掘ったドイツ
◆EUのロシア依存は「20分の1に低下」
◆1F事故をめぐるフランスとドイツの明暗
◆フランスでは〝第3世代の原発〟が稼働
◆ヨーロッパでは「原子力回帰」が活発化
◆東欧は「原発ルネッサンス」
◆ウクライナに寛大なフランスとドイツ
◆中東大混乱、トランプ2・0の余波
◆どうなるトランプ再選後のエネルギー政策

第2章「リスクゼロ」が日本のエネルギー政策の〝最大のリスク〟

◆ウクライナ戦争で頓挫した日本のエネルギー多角化
◆原発へ複雑な感情を持つ欧州の国民と「リスクゼロ」を求める日本人
◆検証なしの無謀な〝脱原発〟
◆原発推進の意義を徹底的に国民に説明したフランス
◆政治に責任を持つフランス人、無関心な日本人
◆「第7次エネルギー基本計画」は評価できるのか
◆柏崎刈羽の原発の再稼働問題
◆原発を稼働するかで月々の電気代が3000円も違う
◆問題だらけの「原子力規制委員会」の闇
◆フランスの原発の監視体制
◆エゴイスチックな反対は通らないフランス
◆なぜフランスでは原発反対運動が起きないのか
◆日本でも「原子力反対」の声は減ってきている
◆脱産油国依存に成功したフランス、中東依存が加速する日本
◆軍事費を節約したから日本とドイツは経済大国になれた
◆軍事核と原発の関係は密接

第3章 検証、「原発はいらない」は本当か

◆原発事故の本当のことは誰も知らない?
◆「炉心溶融や水素爆発は防げた」
◆どうなっている福島第一の使用済み核燃料とデブリ
◆福島第一原発の事故処理費用想定は現在23兆円
◆原発は安いのか高いのか
◆「原発をすべて止めろ」は、採算度外視の感情論
◆「老朽原発」とは何か
◆日本製鋼所の圧力容器は世界最高水準
◆福島原発は「人災」か?
◆「処理水」の海洋放出を猛批判する中国の思惑

第4章 もし原発がテロや戦争で攻撃されたら

◆震災後、日本の耐震設計は〝想定以上〟に高かったことが判明
◆住民を「強制避難」させた政府の誤算
◆事故後、全原発にフィルタベントの設置が義務化
◆福島第一の廃炉工事は40年では終わらない
◆フランス核施設解体現場公開の思惑
◆福島第一原発を国際的な研究所に
◆フランスの原発は何度もテロの対象になっている
◆原発の「安全設計」を「原子力の安全」と取り違えてきた日本
◆日本の原発の防衛能力は大丈夫か?

第5章 「再エネ」推進で突き進む〝中国依存〟

◆電気の同時同量が崩れると大停電が起きる
◆発電量を需要に合わせるのが難しい再生可能エネルギー
◆蓄電池技術はまだ途上
◆見習ってはいけないドイツの再エネ法
◆再エネにも熱心に取り組むフランス 
◆10年後に700基の海上風力
◆フランスのドイツへの対抗意識
◆原子力と再エネの両立を果たすフランス
◆再エネ事業の裏に中国企業

第6章 日本が「核燃料サイクル」を目指した理由

◆敗戦後の日本が目指した原子力の三本柱
◆世界最高水準のウラン濃縮技術
◆核燃料の再処理はフランスの名物産業
◆フランスで起きた〝プルトニウム狂騒曲〟
◆MOXの安全性を証明した福島第一原発3号機
◆核燃料サイクルは日本唯一の特権
◆進む最終処分場の研究と決まらない候補地
◆最終処分場「ビュール」
◆「もんじゅ」はなぜ「夢の原子炉」なのか
◆フランス「スーパーフェニックス」の挫折
◆日本も共同研究中だった高速実証炉も延期
◆世界は高速炉の実現に向けて動き続けている
◆「知識の伝達」の深刻な衰退
◆先人の遺志、純国産の核燃料サイクルは受け継がれている

終章 戦争を防ぐ「エネルギー安全保障」の遺志を継げ

◆「エネルギー戦略の街」、六ヶ所村
◆核サイクル事業は六ヶ所村頼み
◆六ヶ所村はフランスでも有名
◆六ヶ所村も立地当初は熾烈な反対運動があった
◆下北半島全体が日本のエネルギー政策に貢献
◆エネルギーをめぐって絶対に戦争を起こしてはならない

おわりに 山口昌子

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いかがでしょうか?

エネルギー政策の裏側を知り、冷静な判断材料を手に入れたい、
とあなたは思いませんでしたか?

『原子力はいる?いらない?ー原発大国フランスと脱原発ドイツー』
著:川口マーン惠美 山口昌子
定価 : 1,700 円+税
発行日:2025/3/18 
発行: ワニブックス
判型・ページ数:四六判256ページ
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わがエネルギーの未来を共に考えよう

今こそ、わが国のエネルギー政策について真剣に考えるべき時です。フランスとドイツの対照的な選択を知ることで、私たち自身が未来のためにどの道を選ぶべきかを考えるヒントが見つかるでしょう。

本書を手に取り、エネルギーの未来を一緒に考えてみませんか?

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今こそ、未来のためのエネルギー選択について考える第一歩を踏み出しましょう!

エンリケ

追伸

あなたなら、エネルギー問題が軍事、安全保障と密接に関わっていることをご存じのはずです。

本書は、単なるエネルギー論ではなく、より広い視点から書かれているため、あなたの期待に応えられると確信しています。

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あなたの未来に、本書が少しでもお役に立てることを願っています。

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