少し憂鬱になります(一読者)

2019年2月6日

「秘密戦争の司令官オバマ CIAと特殊部隊の隠された戦争」を読んでみました。
取り急ぎの感想は以下の通り。少し憂鬱になります。
(1)米国政治家&軍は学習能力が低い。
ベトナム戦争でゲリラ相手に苦戦し、ついには敗戦となった。
アフガニスタンでは米軍の戦術に変化があるかと思っていたが、旧態依然とした大部隊による鎮圧とその後のcoin作戦。この方法はベトナム戦争と同じに見える。兵器テクノロジーは進歩しているであろうが。
カルザイ政権はゴ・ジンジェム政権とそっくりである。最近になってようやく特殊部隊、無人機&情報戦に変更した。結構なことです。
小生現役のころアメリカのマネジメント手法をよく勉強させられたが、この本を読んで意外の感を持った。リスク管理が無いのか?どのようなレヴューを行っているのか。PDCAサイクルは回っているか?
(2)カルザイ政権の腐敗官僚が大量に米国へ亡命する。
 結局、アフガンから名誉ある撤退となると思うが、大量亡命者を米国は引き受けることになる。同時に大量のテロ候補も米国籍を取る。合わせて、米国にパシュトゥーン・マフィアが出来る。
(3)強固な組織ほど方針&戦術変更が難しい。
 米軍の組織は立派なピラミッド型で、一つの施策を実施する際には効率的であるが、状況の変化または誤解があった場合の対応が遅い。
アジャイル(agile)アプローチが出来ていない。我が国で強固な組織というと自衛隊と警察であると思うが、米軍同様の欠陥はないか。この点に危惧を持っています。
以上 稚拙な文章で申し訳ありません。
(一読者)
⇒貴重なご感想、ありがとうございました!(エンリケ)
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お寄せいただいたご感想は、この本を読んでのものでした。
「秘密戦争の司令官オバマ CIAと特殊部隊の隠された戦争」
単行本(ソフトカバー): 263ページ
出版社: 並木書房 (2013/1/16)
ISBN-10: 4890633022
ISBN-13: 978-4890633029
発売日: 2013/1/16
https://tinyurl.com/b9xu34q

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