今週の「加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編」は?

冒頭部では、わが国が抱える中露北の脅威を自前の抑止力で防ぐために、国家百年の計を立てる必要性について論じています。著者は、自衛隊に関する古い記憶を回想しながら、冷戦期においては米国の力による平和が守られていたため、国民の多くは兵士と平和の関係について考えることはなかったと指摘します。しかし、現在は米国が一極体制となっており、日本は自前の抑止力を持つ必要性が高まっており、国家百年の計を立て、国防努力を積極的に行うことが求められていると論じます。

本文では、日本における究極の抑止力兵器を探るため、「GBU-28バンカーバスター」について詳しく紹介しています。
この兵器の開発背景として、大東亜戦争での栗林中将率いる硫黄島守備隊の地下陣地での抵抗、ベトナム戦争での北ベトナム軍の地下陣地での抵抗、1991年の湾岸戦争でイラク軍の掩体壕の破壊が困難であった事例が挙げられている。、地下30メートルに埋設されたイラク軍司令部や厚さ6メートルの鉄筋コンクリート製掩体壕を破壊できる能力を持つ「GBU-28バンカーバスター」は、こういう背景から開発されたということです。