陸上自衛隊 「西部方面隊」 レンジャー教育訓練

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陸上自衛隊 「西部方面隊」 レンジャー教育訓練

陸上自衛隊におけるレンジャー(Ranger)は、陸上自衛官の中でレンジャー課程を修了し、レンジャー徽章を有する者。
徽章の意匠は、「勝利」の象徴・月桂冠に囲まれた、「堅固な意思」の象徴・ダイヤモンド。
レンジャーという用語そのものは、上記のように陸上自衛隊の資格(特技)の一種であり、特殊部隊員ないし特殊部隊を意味しない。レンジャー有資格者のみで構成されている部隊として、「富士学校普通科部レンジャー班」と、西部方面普通科連隊の各中隊に編成されている「レンジャー小隊」の二つが存在する。
第1空挺団、対馬警備隊等は部隊に占めるレンジャー資格者の割合が極めて高く、「即応性を高めた精鋭部隊」という点では、米軍のレンジャー部隊と同様の機能を求められていたが、常設の部隊としては西部方面普通科連隊におけるレンジャー小隊が創設されるまで存在していなかった。
訓練概要
前半(体力訓練)
かがみ跳躍
ロープ渡り、ロープ登り
ハイポート(小銃を両手で持ち上げた状態で行う長距離走)
20キロ走:炎天下で、戦闘服を着用し小銃を抱える完全装備。アスファルトの地面を戦闘靴(ブーツ)で蹴るので、相当な苦痛を味わうことになる。
ちなみに現用の89式5.56mm小銃の重さはおよそ4キログラム。
後半(実戦訓練)
爆破、小銃の射撃、襲撃(伏撃など)、斥候、徒手格闘、隠密処理(刃物等の無音武器のみを用い襲撃、暗殺)
通信術(FM無線機での戦術交話、手信号など)
野戦築城、潜伏
ヘリボーン、舟艇潜入、武装水泳、緊急脱出(水中において装具、靴等を放棄する訓練)
森林戦、夜戦、山岳戦、雪中戦、市街戦(CQB)
生存自活(「生きた蛇を調理して食べる訓練」として知られており、いわゆるサバイバル実習。食べることのできる動植物の知識や判別法、調理法などを学び、実際に蛇や鶏等を解体処理し食する。)
野外衛生
対尋問行動
パルチザン(敵の勢力圏内で、金銭や食料などを活用して協力者を獲得する)
すべての訓練が終了すると、帰還行事が行われ、隊員にレンジャー徽章が授与される。

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