日の丸父さん(14 )「鬼丸小隊長の恋」 石原ヒロアキ

日の丸父さん

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はじめに

今回は男子自衛官の恋のお話です。漫画では中国人女性が相手です。といってもハニートラップの話ではありません。過去にそのような例がないことはありませんが、中国人女性といって全てそうではありません。中国に関しては毎日のようにネガティブなニュースが多いのですが、中国人でも個人的に人格識見とも優れて、尊敬に値する人もいるのです。ただし、共通の価値観があるかと言うとまた別問題です。
小学校のころから反日教育が徹底されており、我々の歴史認識とはかなりの隔たりがあります。日常的な常識も違います。中国人に限らず外国の方は、我々と考え方がかなり違うんだということを認識したうえで付き合うことが大切です。
最近の飲食店には、中国人はじめ外国の方が数多くバイトをしています。漫画の自衛官のようにそういう場で外国人女性と恋に落ちる者も最近多いのではないでしょうか。自衛官のように国益を守ることを仕事にしている者にとって、国際結婚は相当の覚悟と注意が必要です。
石原ヒロアキ「まんが館」を立ち上げました。 現役時代に頼まれて描いた4コマ漫画もアップしています。
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駐屯地の周りは飲み屋だらけ

前に、自衛官は異性との出会いが少ないということを書きました。とくに幹部の場合は2年ごとに全国区での移動がありますから、現地で知り合ってそのまま結婚というのはなかなか難しいのです。幼馴染か、学生時代からの付き合いがあればまだチャンスはあるでしょうが、そのような例はめったにありません。
なかには友人のツテで合コンをするものもいますが、多いのは飲食店で働いている女の子と結婚する例です。自衛官はよく飲みます。宴会の数も一般の人よりも多いのではないでしょうか。職場の仲間、同期、同じ職種、同じ職域(部隊長どうしなど)などの単位で、異動の前後、各種記念日、演習など大きな事業が終わった後など宴会があるので、週に2、3回はざらです。
ですので、自衛隊の駐屯地や基地の周りは飲み屋だらけです。どんな田舎の駐屯地に行っても近くに必ず飲み屋があります。駐屯地が閉鎖、または移転するなどといったら地域経済に与える影響は少なくないので、地方議員が防衛省に意見陳情に行くくらいです。
若い隊員を数多く呼ぶには、若い女の子を店で使うのが一番です。そこで相手を見つける者がけっこういます。とくに若い幹部が常に供給されている幹部候補生学校や各職種学校の周りには若い子を使っている飲み屋が多いような気がします。
バイトで来ている子たちは、自衛官としょっちゅう会話しているので、自衛隊の実情を理解したうえで結婚しているようですから、わりとうまいっているのではないでしょうか。最近は、日本人だけではなく、中国人、韓国人、フィリピン人も多く働いています。当然そうなると国際結婚の状況が生まれてきます。

自衛官の結婚事情

自衛官の国際結婚は禁止されていませんが、国益を守る仕事についているため、職場ではそれなりの人事的制約を受けます。それを覚悟で結婚する人もいれば、中途で退職する人もいます。わたしの知っている例では、フィリピン女性と結婚し、自衛隊を中途退職してフィリピンに渡り、妻の農家の手伝いをしている人がいました。
もちろんその他女性自衛官や自衛隊病院の看護師と結婚する例も多いのですが、保険の外交員と結婚することもあります。駐屯地には保険の外交員がたくさん入ってきます。若い隊員が多いため、勧誘するために若い女性外交員が派遣されます。そのような女性と一緒になるケースも結構あります。
さて、その他の自衛官の結婚の特徴としては、実家どうしが遠隔になりやすいということがあります。自衛官の異動は全国区ですが、北海道、東北の人は九州へ、九州の人は東北、北海道への異動がよくみられます。
あるエピソードを紹介します。かつて北方重視の時は、九州の隊員が大量に北海道に送り込まれました。陸曹の場合、10年ほど北方勤務して九州に帰るのですが、独身で渡道した場合、たいがいそこで結婚します。そして戻ろうとすると、道産子は北海道から出るのを嫌がり、とくに九州という遠隔の地なので、離婚する例がたくさん出ました。
もちろん離婚が嫌で九州に帰るのをあきらめ、北海道に残った自衛官もいます。私がまだ3等陸尉で、北九州の普通科連隊にいた時ですが、2曹クラスのベテラン隊員が2段ベッドで営内にすし詰め状態でいました。ほとんどの者が北海道から離婚して帰ってきた人たちです。普段自分のことを話さない年配の陸曹が、訓練の休憩中に「いまごろ北海道の娘は何をしているのかなあ」と遠い目をしながら家族のこと離婚のことを急に私に話し始めたことが今でも印象に残っています。
実は私も自分の実家は宮城で、妻の実家は佐賀という境遇です。盆や正月に帰省する場合、一度にどちらもというわけには簡単にいきません。いつも話し合いで解決しますが、妻の言い分を聞いていた方がたいがいうまくいくようです。
(いしはら・ひろあき)
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【著者紹介】
石原ヒロアキ(ペンネーム)
1958年、宮城県石巻市生まれ。青山学院大学卒業後、陸上自衛隊入隊。第7化学防護隊長、第101化学防護隊長を歴任。その間地下鉄サリン事件、福島第1原発災害に出動。2014年退職。学生時代赤塚賞準入選の経験を活かし、戦争シミュレーション漫画『ブラックプリンセス魔鬼 全10巻』(電子書籍版)を発売中。『漫画で学ぶサイバー犯罪から身を守る30の知恵』(ラック サイバー・グリッド・ジャパン・並木書房)の漫画を担当。家族3人(一女)。本名:米倉宏晃。
『ブラックプリンセス魔鬼』
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『漫画で学ぶサイバー犯罪から身を守る30の知恵』
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