故・松村劭元陸将補

おすすめの軍事本・書籍

故・松村劭陸将補といえば、メルマガを始めたころに手に入れた戦術と指揮が印象に残っています。
ケーススタディの問題集のような内容で、非常に面白いです。
松村さんは、退官されてからお亡くなりになるまで、
一貫して国民への軍事啓蒙に力を尽くされました。
出された著書の数も膨大です。
なかでもオペレーショナル・インテリジェンス 意思決定のための作戦情報理論は、おそらく一般向けに出された初めての本格的インテリジェンス教科書と言っていい内容で、今も大きな示唆を受けることができます。
世界全戦争史は、松村さんの最後の著書です。
ボリュームがものすごく、広辞苑並みです。
この一冊で、人類がこれまでの歴史で行ってきた
すべての戦争を網羅していますから無理もありません。
わが国には戦国以降、戦争学の営みが存在しません。
その理由の一つは、戦争学に養分を供給する土台の存在となる
戦史研究が広く深く行われていないためです。
戦史を研究するのは軍関係者の軍人と専門家だけ、
という国では国家国民すべてがかかわる必要がある
戦争学は生まれません。
立派な戦史がたくさん生まれて初めて
戦争学が芽生えてくるわけです。
この本はその嚆矢というべき存在といえましょう。
読む人を選びますが、
軍事に詳しいかそうでないか?
ということではありません。
祖国日本を取り戻したい人
防衛や国防をめぐるオリジナル思想を生みだしたい情熱を持つ人
にこそ読んでほしいです。
世界の歴史は戦争の歴史である
世界史とは戦争史である。
戦史を通じてはじめて戦争と人類をめぐる見識が養える
ことが肌に迫って感じ取れることでしょう。
この本を通読して得られる教養をもっていないと、
いつまでたっても戦争を引き起こす、智慧のない人間であり続けることでしょう。

コメント

RSS
タイトルとURLをコピーしました