Re:深夜タクシーとわが自衛官(080607配信)<2>

一読者です。
 私も自衛官の方とは現職・OBを含めて広くお付き合いがありますがつつましさにはいつも感心しています。元次官・タクシー問題・その他、防衛省のシビリアンの問題が毎年一件は出ていませんか?
 この事はさておき、私が知る外国の軍隊では日本のようにシビリアンと武官がこんなに厳密に分けられていません。というのもシビリアンになるなら予備役やあるいは一時予備等の形で出ている場合も多いからです。当然、短期間のシビリアン業務の専念ならその後、現役に復職する事もあります。あるいはシビリアンや市民でも非常時には軍事任務に適正のある仕事(海運・警官・輸送業・土木・通信・民間航空等)は必要に応じて軍事任務にも就けるようにしています。
 私のアメリカの義弟は証券マンですが、非常時には軍の会計任務・ロジスティック管理に士官待遇で最優先で配置されるようになっているそうです。第2次大戦中のイギリス商船の幹部船員は海軍軍人の士官クラスに多くが参加し、それぞれ日ごろから熟練した航海術や機関術にその力を発揮しましたし、海軍軍人がコンボイの中心となる船(かならずしも護衛艦でない。)の船長や指揮官に従事して戦ったと聞いております。その結果がイギリスはあのUボートの脅威を乗り越え、我が国は海運が壊滅して戦地では餓死・病死が続出し、国民は飢えに悩まされました。海外との交通手段が海路(空路もその一部として)しかない我が国は日ごろから海運の確保には自衛隊・民間船舶・海保の垣根無く総合的に取り組み連絡や訓練などをしておくべきと考えます。
 ロシアのプーチン首相も確か予備のKGB大佐の資格を持っているとも聞いております。ロシアも士官待遇や予備士官の資格で、様々な職種に潜在的マンパワーを蓄積しその日ごろの仕事でスキルアップを図っています。
 国家の危機に際してはシビリアンとか武官とか市民という区別でなく、国民皆兵でパワーを発揮しようとしている諸外国と、武官にのみ困難な任務を押し付けて、さらにその法整備や周辺状況も今度はシビリアンのみに任せているという日本の硬直した人事制度は世界の常識から見たら非常識でしかありません。特に近代軍事力は、後方支援やその他が充実しないと全く機能できないはずです。
 旧軍においてもその失敗は、軍が何から何まで管理することで非能率化して組織が巨大化してしまい、ただでさえ補給に劣る我が方がますます補給に困難を来したと文献を読んでおります。
 周辺の某国は、その点が根こそぎ総動員の国民皆兵です。これにいくら精強に訓練されていても、様々な非常識な法律や制度に縛られた我が国が対抗できるのでしょうか?今回のタクシー問題も汚職官吏の問題よりも、防衛という非常時の問題を扱う組織が全く市民と離れた組織と化した我が国の根の深い問題に感じます。
 メルマガ一読者ですが、日ごろからの感想を述べさせていただきました。
(Y)

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