改革会議中間報告の方向には・・・

統合幕僚監部ができたとき、作戦用兵計画に関することはすべて、それまでの
内局でなく統幕に担当させることが明確に確定しました。
素人の内局が起案した命令で自衛隊部隊が出動する、という背筋が凍るような
事態が再現するリスクが若干減ったわけで安心していました。
それなのに今回改革会議の中間報告で明らかになった方向は、
こちらも素人である大臣が自分で直接作戦に関わる、という話です。
あきれてものも言えません。
官僚も素人ですが、政治家も素人であることに変わりありません。
青天井の責任を背負い込む心構えは結構ですが、昨日お届けしたマガジンでも
ご紹介しましたとおり、考えるまでもなくこの感覚は破綻しています。
私が気になるのは、特に将校の士気に与える悪影響です。
用兵に関する組織改革をお考えになるのなら、軍人の領域に手を突っ込むので
なく、省の運用企画局なる意味不明なこうもり組織をまず解体することです。
今回の改革会議のキモはそこにあります。
それができない限り、改革会議は失敗ではないでしょうか。
(エンリケ航海王子)
【080414配信 メールマガジン「軍事情報」より】

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