核を売り捌いた男 ~死のビジネス帝国を築いたドクター・カーンの真実~

核を売り捌いた男 ~死のビジネス帝国を築いたドクター・カーンの真実~
ゴードン・コレーラ

⇒「パキスタンの核の父」であり、「世界に核技術をばらまいた核拡散の張本人」
とされ、現在イスラマバードで軟禁中のA・Q・カーン博士。

彼は一体何者だったのでしょうか?彼が中核になっていた「カーン・ネットワ
ーク」とは一体どういうものだったのでしょうか?イラン・北鮮・リビアへの
核拡散はどういう形で行なわれたのでしょうか?
本著はこれらの疑問に答えると同時に、八十年代から現在にいたる「核拡散問
題」の本質を追求したドキュメントです。
米とパキスタンの関係、中東の核拡散問題、そしてイラン・北鮮・リビア等へ
の核拡散の経緯を詳細に論じる中で、善悪二元論では絶対に把握できない生々
しい国際社会の現実を感じさせてくれます。
著者は英国BBCの軍事記者。SIS(MI6)など各種機関への深い取材を行い、
カーン・ネットワークの全貌と核技術拡散の過程を明らかにしました。
これを読むと、「ソ連のアフガン侵攻」と「9・11テロ」の背景が持つあまり
の類似性に驚かされます。また、ムシャラフ大統領の軍参謀長勇退は果たして
よいことだったのだろうか?と思ってしまいます
アングロサクソンの強靭でしぶとい知性を改めて感じさせられる超オススメ本
です。
(エンリケ航海王子)
【071205配信 メールマガジン「軍事情報」(本の紹介)より】

RSS