外人部隊の真実

2019年2月2日

この連載は、
フランス外人部隊出身の合田洋樹さんが、
・フランス外人部隊はどういう組織なのか?
・部隊兵は何を考えて勤務しているか?
といった、外人部隊の真の姿を伝える内容です。

【著者紹介】
合田洋樹(ごうだ・ひろき)
1978年神奈川県生まれ。都内の高校卒業後18歳で渡仏。
1997年フランス外人部隊に入隊。計17年半勤務し2014年11月除隊。
最終階級は上級伍長。在隊中は主に第2外人落下傘連隊に在隊し、
ジブチの第13外人准旅団にも計3年在隊。長い在隊期間中の約11年間
を後方支援中隊にて事務員として勤め、そのうちの5年半を警務課で
勤務。外人部隊を深く理解するうえでこの部署での経験が非常に役立つ。
『外人部隊125の真実』を近く出版予定。ほかに第2外人落下傘連隊に
ついての電子書籍版を執筆中。
《長期派遣歴》
1997年01998年ジブチ、2009年02011年ジブチ
《短期派遣歴》
1999年ボスニア、2000年ガボン、2001年ジブチ、2002年ギアナ、
2004年ジブチ、2006年ジブチ、2010年カタール、2011年ウガンダ

あなたがこれまで接してきた
「外人部隊」のイメージを良い意味で覆してくれるでしょう。
著者の合田さんからのメッセージです。
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みなさま、はじめまして。
Caporal-chef(カポラルシェフ)(er)GODAと申します。
カポラルシェフとはフランス軍の階級で上級伍長を意味し、
下士官ではなく兵卒にあたります。この階級は自衛隊やアメリカ軍
にはありません。士長の上で、3曹の下、時には2等兵がやる雑用や、
軍曹の仕事を任せられることもあります。外人部隊に限らずフランス軍
の上級伍長は「何でも屋」なのです。2等兵に混じってゴミ拾いもすれば、
分隊長として10名からの分隊を動かすこともあるのです。
旧軍の階級をご存じの方は「伍長」は下士官扱いであると誤解して
いますが、フランス軍では軍曹になりはじめて下士官となります。
また(er)とは恩給をもらえるまで勤務し、除隊したことを意味します。
2014年11月、フランス外人部隊に17年半在隊したのちに除隊しました。
勤続5年目に後方支援中隊に配属され、その後のキャリアのほとんどを
同中隊の事務要員として過ごしました。フランス陸軍の最精鋭である
第2外人落下傘連隊に14年在隊していたのに、一度も実戦に参加する
機会は得られませんでした。
だから「そのような者がメルマガを書いても面白くもないだろう」と
思っていました。しかし、「戦闘の話は書けないが、外人部隊で得られた
知識や経験をもとに、これから志願する人たちにアドバイスならできる
のではないだろうか?」と思うようになりました。またフランス外人部隊が
どういう組織で、部隊兵は何を考えて勤務しているか、その真の姿を
お伝えできればと思っています。
合田洋樹
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外人部隊に関心がある方には、
見逃すことのできない具体的な情報がつまっているはずです。
お知り合いにも是非おススメ下さい。

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エンリケ

Posted by okigunnji