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韓国大統領の訪中

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訪シ中の韓国・李大統領は訪問初日の27日夕方、胡主席が主催する夕食会に出
席しており、韓国大統領府の発表によれば、北鮮核問題の平和的解決に向けた
各国の努力と協議の進展を評価し、9・19共同声明(*)の実現に向けた両国の
協力関係の進展を目指した話し合いを行ったそうです。

(*)9・19声明
2005年9月に行われた6者協議で、北朝鮮の核廃棄を前提に周辺国がエネ
ルギーなどの支援を行うことで合意し発表された声明のこと。

翌28日、李大統領は温首相と会談し、

1.両国の金融市場の改革・開放を進め
1.韓日中3カ国の首脳会談と外相会議を3国で順に開催するために努力する

などを記した韓シ共同声明を発表しています。

共同声明は

1.韓シ関係の発展
1.経済・通商協力の拡大
1.人的・文化交流の強化
1.域内・国際社会での協力
1.条約・了解覚書への署名
1.評価と今後の首脳交流

の6項目から成っています。

その後李大統領は、全国人民政治協商会議のか慶林主席ら中共指導者と相次い
で会談しています。

⇒李大統領はこの日以下のような言葉を残しています。

「両国間の域内経済協力を強化し、黄海を"内海"にしていこう」
「シナ西部の"開発シルクロード"時代をともに開き、中部内陸発展戦略の
"中部堀起"計画にも加わりたい」
「北鮮が厳しい状況にある場合は助けるのが当然だが、北鮮が常に外部に頼っ
てばかりはいられないだけに、いつかは自立できるよう国際社会と連携し、
協力していく考えだ」

「北鮮が自立できるよう」という言葉が興味深いところです。

余談ですが、同大統領の訪シ当日の27日、中共外交部報道官の定例会見で、
共同の北京特派員が「李明博政府が中国と戦略的パートナーシップを結び、一
方では米韓軍事同盟を強化しようとしている。米韓関係が北東アジアの安全保
障にどのような影響を与えると考えているか。韓中関係に影響を及ぼしうると
見るか」と尋ねたところ、中共外交部の秦報道官が

「韓米軍事同盟は歴史が残したひとつの産物だ。ご存知の通り、時代は変わっ
た。(北東アジア)域内の状況も大きく変化している。冷戦時代のいわゆる軍
事同盟では、今日の世界と地域が直面している安保問題を観察し、きちんと処
理することはできない」と述べたそうです。

このことばが、韓国内で波紋を呼んでいるそうです。
「たかが外交官が、自国を訪問している元首の国の同盟関係に不快感を示すな
どとは失礼千万である」ということです。

駐シ韓国大使館が正確な発言の背景と真意を問うと、秦報道官は
「"歴史の産物"という表現は歴史が展開する過程で作られたものという意味
を説明しようとしたものであって、韓米同盟を害しようとする意図は決してな
かった」と釈明したそうです。

また、韓国政府が進めていた李大統領の中共中央テレビへの出演が、中共側の
拒否により取りやめになったことが28日に確認されています。韓国のテレビ
局が中央テレビと共同で音楽会を開催し、李大統領が出席するとした計画も実
現できなかったといわれています。

韓国メディアは<「韓国内の某テレビ局の提案により、中央テレビの対談番組
に李大統領が出演する案を、駐シ韓国大使館を通じ、韓国大統領府が今月初め
に進めたそうですが、中央テレビの拒否で実現しなかった」>と伝えています。

中央テレビは、放送・映画政策を総括する中共の機関・国家広播電影電視総局
傘下にある国営放送局です。

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(投稿日:2008年6月 4日 20:25
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