海幕長の辞任
今回の事件を受けて海幕長を勇退された吉川海将は、北鮮ミサイル列島飛び越し事件の際、舞鶴の三護衛隊群司令としてわがイージスを率いミサイルの追尾等を指揮された方です。
当時は指揮官としてテレビによく登場されていました。
言ってみれば、わが自衛隊で唯一、実戦の場での指揮経験を持つ提督といって差し支えない方でした。
こういう言い方をすれば不謹慎かもしれませんが、
衝突事故ひとつがきっかけで海軍トップの首が飛ぶ。
こんな国でいいのでしょうか?
大臣の首が飛ぶよりいい。という判断なのでしょうが、あまりに非常識です。
こういうやり方は、
国家に計り知れないダメージを与えると感じるのは私だけでしょうか。
吉川さんが海幕長に着任してからなぜ海自での不祥事発覚が頻発したのか?
理由は、吉川海将が実戦を知る提督であることを邪魔に思う勢力がいたため、と思えてなりません。
あわせて、なぜ任務中の軍艦の行動が国内法で裁かれるの?
という根源的な疑問にあらためて気づかせてくれる事件でした。
普通の国では軍法にのっとって裁かれるのが常識です。
わが自衛隊には軍法が存在しません。
これは極めて深刻な問題です。
今回の事件は、わが自衛隊が軍でも警察でもないこうもり状態であること、
ひいては、戦後日本という国そのものがこうもり国家であることを改めて明るみに出しました。
国民はこのことにこそ注目すべきでしょう。
(エンリケ航海王子)
【080325配信 メールマガジン「軍事情報」より】
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(投稿日:2008年3月26日 21:40)
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