台灣が駐日代表召還?
十日、尖閣諸島近海で台灣の遊漁船が海保の巡視艇と衝突して沈没しました。
乗員はすべて海保の巡視艇が救助し、事情聴取のあとすべて帰国しています。
台灣外交部長はこれを受けて十三日、「許・駐日代表を召還する」といきまい
ているそうです。
思うのですが、領土争いという極めて重要な案件に関わって事故が発生した。
こういうときこそ、台灣政府の抗議意思を伝えるための窓口がわが国に必要と
されるわけですよね。いまこそ両政府間で領土に関する対話をすべき絶好の秋
でしょう。
そういう秋に台灣外交の責任者は、駐日代表を召還すると言ってます。
非常な違和感を覚えます。
1.わが国政府の対台灣姿勢を見るためのはったり
1.馬政権が中共に取り込まれていることの顕れ
のいずれかでしょう。
わが国内では「外交部長の発言は台灣国内の対日強硬世論に押されてのもの」
との見方が大勢を占めています。
⇒私どもは「台灣国内の世論」というのはかなり怪しいと見ています。
中共が糸を引いて台灣内における反日を演出しているのは、ほぼ間違いないで
しょう。今回の台灣の反応・態度はノムヒョン時代の韓国、中共のそれとそっ
くりです。偶発的に発生した事件を利用したのか、そもそも事件自体が演出だ
ったのかは分かりませんがね。とても赤いものを感じます。
先日お届けしたマガジンで、前駐日大使の王毅が駐台湾中共総責任者になった
こと、その任務がわが国と台灣の分断にあると思われることをお伝えしました。
その工作の第一弾と見るのが妥当な気がします。しかしどうも緊要点でしくじ
ったようです。中南海には黙ってるみたいですけど。
巡視艇に衝突して沈んだ遊漁船の乗員については、もっとよく背後関係を調べ
た方がいいですね。彼らに行動させた頭脳はどこに所在するのか?「釣りをし
ていた」という相手の言葉を鵜呑みにする馬鹿はさすがにいないでしょう。
それにしても事故後たった三日で船長は本国に帰ったとのこと。
ずいぶん短い気がします。この種の案件は防諜機関が取り調べを行なう対象で
す。すぐに返してしまったのは少し「?」です。単なる事故として扱うと今後
に禍根を残すでしょう。
族議員を通じての影響かどうか知りませんが、国土交通省上層部は極めて中共
に近いと聞きます。本来ならば海軍が行なうべき「きな臭い国境地帯の警備」
を、現場の意見を無視してまで海保から手離そうとさせないのも、それが大き
く影響しているのでしょうか。
いずれにせよ、日台分断を図ろうとする勢力が仕掛けたワナにはまらないこと
が大切です。いきり立って「反台灣論」なんて動きに乗せられるようでは、わが
国と盟邦台灣の光輝ある未来にはつながりません。その意味からも、台湾独立
派とわが国が緊密な協力関係を忘れず維持し続けることは、きわめて重要です。
政治は今回の件をうまく活用し、台灣との対話チャネルを拡大してゆくべきで
しょう。あわせて、当該海域は海保ではなく海自が静かに哨戒する必要がある
でしょう。台灣のためにも。
追記
080616、召還された許駐日代表は「国民党政権による侮辱には耐えられない」とし職を辞しました。
(投稿日:2008年6月16日 17:47)
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