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シナが新ロケット発射拠点を建設へ

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中共国務院、中央軍事委員会は21日、海南省文昌市に新しい宇宙飛行発射場を建設することを認可した。現在シナには、宇宙飛行関連活動を行なう酒泉、西昌、太原の3つの内陸発射場があるが、海南の発射場を造ることで、一方では軌道が赤道に近くなり、燃料を大いに減らして損耗可能になってタイプロケットの推力を10%増やすことができる。他方では、大きな課題であるが、ロケットの海上輸送採用が可能となる。このほか同様に、墜落時の残骸による安全性を高める。

 中央テレビの報道によれば、新しい宇宙飛行発射場を建設することで、シナは宇宙飛行事業に適応するための戦略を成育させることができるとしている。
新しい宇宙飛行発射場の役割は、発射済みの主要な軌道周回衛星管理を引き受け、大型の極軌道衛星、容積が数トンクラスの宇宙ステーション、観測衛星など宇宙活動のインフラ設備の発射を行う点にある。

シナ当局は、宇宙飛行専門家の指摘を分析し、三大宇宙飛行発射基地、酒泉、西昌、太原が内陸にあることは新しい宇宙開発に伴う新型ロケット発射に不利としている。建設予定の海南宇宙飛行発射基地はこれらの不足をすぐに補えるように作り上げられるとしている。

その理由であるが、

1.シナ国内の鉄道のトンネル直径の規制により、3.5メートルの直径を超過するロケット矢体と発動機を鉄道を使用して運送することが不可能であること。そのため、現在ある3大発射基地、酒泉、西昌と太原衛星発射センターでは、5メートルの直径を持つ新型ロケットの発射は不可能。

海南文昌は海浜地区に位置し、隣りには清瀾港があり、これは海南省にある5大港の一つである。
5,000トンの級の船の寄港が可能で、これを少し改築し、大型ロケットを運送するための回転船積みができるようにする。

2.発射後、ロケットブースターが捨てられるときに、これまでの発射場では半径千キロ内の地面に落下していたが、海南発射場では1,000キロ内のほとんどが海で、なかには何個かの零細な島があるのみ。残骸墜落の安全性が高まる。

3.地理的に見て、海南島は赤道に近い場所にある。衛星は比較的に少ないエネルギーの損耗で、すぐ予定軌道に到達可能となる。しかも地球の自転エネルギーが充分に利用可能となる。これにより衛星のエネルギー資源を省き、衛星運行の寿命を延ばすことができる。海南文昌の緯度は19.30度、
将来的には、全世界で二番目に最善の地理を持つ発射場となる。

の三点があげられている。

海南の新センター創設以後も、他の三センターはこれまでどおりの任務を継続する。
ただ、発射数のやりくりが変わってくるとのことである。

シナは「長征」ロケット、将来の新型で大推力の石油水素酸素発動機ロケット(推力十パーセントアップとのこと)を海南センターから発射すると見られる。
わが国の月探査衛星「かぐや」の発射成功を受けたものであるのは明らか。
今後、月探査衛星と月基地の建設、有人宇宙往還機の発射拠点はここになるのではなかろうか。

⇒これまでの三つの発射施設は「●●衛星発射中心」という名称ですが、ここは「海南文昌航天発射場」という名称です。

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(投稿日:2007年9月25日 22:45
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