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クラスター弾廃止に向けた条約案を承認?

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先日「クラスター弾(*)廃止にむけたオスロプロセスの条約案に対し、日本政府が
承認意向をしめしている」との話がでていました。

(*)「それぞれが20キログラムを超えない爆発性子弾を散布または放出す
るよう設計された通常弾で、それらの爆発性子弾が含まれるもの」

主に航空機や地対地ロケット弾などに搭載される。
この爆弾は、通常の空対地爆弾とほぼ同サイズのケースの中に、小型爆弾や
地雷で構成される数個から数百個の子弾を搭載する。このケースが母機から
投下された後に空中で破裂することで子弾を散布し、多数の小規模な爆発を
引き起こすなどして広範囲の目標に損害を与える。主に人的被害やあまり強
固ではない施設、兵器への広範囲の被害を狙うものである。

同じ250kg爆弾x1発でもクラスター爆弾であれば在来爆弾の数倍の面積を制
圧できる。逆に言えば同じ面積を制圧するのに投下せねばならない250kg爆
弾の個数は従来の数分の1ですみ、爆撃作戦に必要な航空機の数も、在来爆
弾を使った場合の数分の1で済む。
(Wikipedia)

軍事力の整備は相手があっての「つねに相対的なもの」で、ひとりよがり
では成立しません。
ですから、国家の軍事力整備に関わる人間は「脳内花園」「脳内硬直」
いずれも不可です。

兵器についても、根底事情がまったく異なる欧州諸国とわが国は、異なる
対処をしてしかるべきです。ご存知のとおり、わが国周辺には核弾頭つき
弾道ミサイルの照準をわが都市に合わせている国が少なくとも二つありま
す。大量破壊兵器の脅威に現在わが国はさらされているのです。

それに対抗するための貴重な通常兵器持ち駒のひとつ「クラスター弾」を
手離すことが何を意味するか。
フェアさなど微塵もなく、これまで幾度も煮え湯を飲まされてきた将棋の
相手に「世界の流れなので、これからこちらは角と飛車を捨てます」とい
っているのと同じです。

以下紹介のブログで佐藤正久さんも書いておられますが、
「こちらが武器を捨てたら相手も武器を捨てる」などという夢物語はこの
世に存在しません。

すでに核戦争の脅威が完全に去った欧州の意識を、わが国が「人道的」と
いう甘っちょろい言葉を通じ、「バスに乗り遅れるな」という悪しき習
慣に流され、そのまま受け入れたり鵜呑みにする姿勢は危険です。

欧州とわが国では、周辺環境も文化も歴史もまったく異なります。

それにしても、いやしくも国家の帷幕に関わる資格を与えられたエリート
がこんな話にうかうか乗るなんて・・・。
言葉は悪いですが、馬鹿じゃないでしょうか?

「どうせ国民のだれもクラスター弾のことなど知らないから。後は野とな
れ山となれ」という投げやりな姿勢で交渉したとしか思えないですね。

それ以前に、クラスター弾の意味をよく知らないまま交渉の席に出てい
たのではないでしょうか?

かなうなら、今後のこの種の交渉には国防の何たるかを知る制服出身者
を充ててください。

自衛隊にクラスター弾があることを知らなかった政治家の不勉強振りに
も呆れるばかりです。

国家存立という観点から、政府はこのはなしを絶対に受け入れてはなりません。


私は、森本敏さん、佐藤正久さんのご意見に同感です。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080606/plc0806060322000-n1.htm
http://east.tegelog.jp/index.php?itemid=1212&catid=164
http://east.tegelog.jp/index.php?itemid=1213&catid=164

(エンリケ航海王子)

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(投稿日:2008年6月 6日 19:46
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