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民主党のアフガン復興支援案を斬る

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今日の武器輸出三原則批判記事(*)、嬉しかったです。
今年もたいへんお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

貴マガジンが徐々に充実して民間軍事情報機関として成長していく姿をたいへん心強く拝見しています。人の輪、組織の輪が広がることは情報組織にとって何よりの資産ですね。日本のジェーンに又一歩近づいて嬉しいです。

隙間産業である間は見逃される毒も、発行部数が多くなり社会的に影響力が出始めると規制や監視の対象になりますね。
産経新聞の北京駐在記者の記事の中に「毒は耳かき一杯だけにしておけ、と先輩から教わっていたが、私は大さじ半分ぐらいも書いたので・・・」というような言葉がありましたが、私の投稿も大さじ山盛り一杯入れちゃったかなと反省しています。(^-^;)ゞ

しかしながら、今度民主党が提出したアフガニスタン復興支援法案についてやはり書かねば、と強く感じます。
なによりの問題点は「停戦合意」です。これ自体が「テロとの戦い」の本質を理解できていない人達の良くクチにする意見ですね。

テロとの戦いは戦争ではありません。紛争・争乱です。相手は主権国家ではなく賊集団です。彼等は単一の統制された組織ではなく、離合集散を繰り返している雲のような集団です。
仮に「停戦合意」がその内の誰かと結べたとして、それで安全が保証されたことになるでしょうか? そんなことが出来るぐらいならパレスチナ問題など、とっくの昔に解決できているはずです。テロとの戦いでは「"全般的な"停戦合意」など百年河清を待つような空論です。

テロの生まれる動機は、個人にせよ、民族にせよ、宗教にせよ、「怒り」です。
これは善悪とか正邪の問題ではありません。戦いの正義は常にどちら側にもあります。(当事者達はそう信じているのです)

テロは、多くの人達の怒りを抑えて彼等の希望の星になるリーダーが出るまで、続くでしょう。テロとの戦いを終わらせようと願うならば、そのリーダーを育てて民衆を統制する力を持たせねばなりません。
それには、危険地域に分け入ってその芽を支援してやる必要があります。当然、危険が伴います。

アフガニスタンでは今でも毎日のように、殺したり、殺されたり、が続いていると聞きます。軍属でもない民間人がノコノコと行けるようなところではありません。その中にあってインド洋における給油はリスクの少ない希有な活動でした。
実に惜しい活動を失いました。
挙げ句の果てが今度はわざわざアフガニスタン本土で火中のクリを拾う案です。
民主党案は小沢氏のかねてよりの主張に辻褄を合わせるために無理矢理こじつけたもので、おそらくこれを作った民主党の議員さん達も本気で停戦合意が実現出来るなどとは思っていないでしょう。つまり民主党案は「無い物ねだりの願望法案」「無責任の当て馬法案」だと思います。
屁理屈の綺麗事だけで現実が見えない(見ようとしない)平安殿上人のような議員さん達で作った民主党案は(武器使用について多少マシな部分もありますが)今後論議が進めば早晩破綻するのではないでしょうか。

以上、ヨーソロの管見でした。

(ヨーソロ)

(*)『軍事情報 「防衛汚職を生んだ過度の武器輸出禁止政策」
   (静岡県立大学 国際関係学部教授 大礒正美)
   http://blog.mag2.com/m/log/0000049253/109302705.html

【071231配信 メールマガジン「軍事情報」より】

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(投稿日:2008年1月 3日 17:00
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