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「国会に制服組を出さないという判断は全くしていない」

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石破防衛大臣は二十六日の衆議院テロ防止・イラク支援特別委員会で、軍人が国会審議に出席できない現状について

「専門的、技術的なことは陸海空の自衛官の方がきちんと答弁できるのではないか。防衛省自衛隊として制服組を出さないという判断は全くしていない」(*)

と述べました。

⇒大臣がおっしゃる通り、軍事のプロは軍人であり、軍事作戦に最も精通しているのは軍人です。生半可な素人に答弁させるのは良くありません。

そもそも国会というのは、選挙で選ばれた人々が幅広く専門家の知見を集め、誤りのない国家政策を実現するために議論を尽くす場でしょう。軍事国防について議論する際に、プロフェッショナルの知見を活用することは当ったり前の義務だと思います。これまでやっていなかったことが異常だったのです。

さて、
石破防衛大臣は二十二日に、わが自衛隊のシビリアンコントロール徹底のため、抜本対策検討委員会を発足させています。

今回大臣が設立した委員会に上げられていた目的でおき軍事が特に注目しているのは以下の三点です。

1.参事官制度の見直し
1.自衛官による国会答弁の是非
1.文書管理など事務処理要領の見直し

大臣は今年度中の検討を指示しています。

二十三日には、福田首相から徹底調査と関係者の厳正な処分に関する指示を受け、

「これを機会に防衛省のあり方を見直し、あるべき防衛省に作り変えたい」

と力強く述べています。

石破さん、あるべき国防省に向け、スクラップアンドビルドを実行してください。
まずは防衛腐敗の温床となっている参事官制度という腐った機構を破壊ください。
そして、ぬるま湯の中で育ち、私利私欲にしか関心をもたなくなった人たちを国防の世界から追放しましょう。

(*)全文はこちらです

「○石破国務大臣 かつて昭和三十年代に制服組が国会に出てきて答弁をしたことがありました。これは源田実航空幕僚長が一番多かったのではないかと思います。私は先ほど、小説の題名を間違って「沈まぬ太陽」と申し上げちゃいましたが、これは「不毛地帯」でございますけれども、山崎豊子さんですね、いろいろありますが、F104、この導入をめぐってどうなのだという議論ではなかったかというふうに承知をいたしております。

 ただ、昭和三十年代に何度かありましたが、その後ずっとございません。私は、前長官をしておりましたときに、民主党の方から、出るべきではないかという御指摘を参議院でいただきました。あるいは前任の中谷長官のときにもそんな議論があったかと思います。

 つまり、専門的、技術的なことは、やはり陸海空の自衛官の方がきちんと答弁できるのではないか。確かに局長たちも、あるいは政治家もできるのかもしれません。しかし、本当にそれに乗って命をかけて国を守る、その人たち、あるいは電子工学なりなんなりの専門家たち、そういう人たちが専門的、技術的な観点において述べるということはあってもよいのではないか、むしろあるべきではないかという議論は私はあるのだと思います。

 全部、悉皆調査を今かけておりますが、先進諸国において制服軍人、他国では軍人というのでしょう、それが国会に出て専門的な技術的な見地で意見を述べないという国は日本以外にはないと私は承知しております。それが、私は、文民統制という観点からいって阻害するものだという判断を国会がなさるか、いや、文民統制としてあるべき姿であるというふうに国会が判断をなさるか、制服を着た者が国会というところに来ること自体だめだというようなお考えなのか、それは議会においてお決めをいただきたいと思いますが、私ども防衛省・自衛隊として、制服組を出さないという判断は全くいたしておりません。」

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(投稿日:2007年10月30日 08:00
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