米豪統合合同演習「Talisman Saber 07」とESG7
米海軍の七遠征打撃群[遠征打撃戦隊](ESG7)と呼ばれる部隊は、
米海軍で唯一前方展開している水陸両用部隊で、沖縄と佐世保に拠点を持ち、
わが国と密接な関係があります。
いまの指揮官はPottenger海軍少将で、旗艦は「エセックス」(LHD2)です。
七十六任務部隊(TF76)というのが正式名称です。(*)
このたび米豪統合合同演習「Talisman Saber 2007 (TS07)」が行なわれ、ESG7
からも部隊が参加し、米豪両軍の指揮統制訓練に当たりました。
この演習にはあわせて三万二千人が参加しています。
演習の目的は両軍の相互運用性を向上させ、地域の安定に貢献することです。
少将は、「米海軍の前方展開遠征部隊は、海軍部隊の中でも最も迅速な展開と
状況適応性に優れた単位のひとつです。そのため部下には「適応性に優れるこ
と」を要求しています」と述べています。
ちなみに少将は演習に当たって、「統合海上単位部隊(Combined Force
Maritime Component Command (DCFMCC))」の副指揮官も兼務しました。
ESG7/TF76は、沖縄に司令部があり、艦艇は佐世保にあります。
隷下には八隻の艦艇が割り当てられており、七艦隊の担任地域の強襲揚陸艦も
管轄しています。
プラットフォームに拠らない指揮統制能力は演習で発揮されたようで、
ESG7/TF76の司令部要員は、エセックスから揚陸し、統合司令部を海岸沿いに
移動させています。
ESG7/TF76参謀長のハワード大佐は、「われわれがしなければいけないのは統
合運用能力と機動力の向上である。今回のような演習で、極めて幅の広い種々
の任務に対処するための連合各国軍との指揮統制能力を、持てるようになる」
と述べています。
また、「ESG7は、7艦隊のスイスアーミーナイフのような存在として機能する
と考えている」とも述べています。
(*)任務部隊については以下でご理解いただけると思います。
■「任務部隊とは?」クリック↓
■「第2指揮組織とは?」
(投稿日:2007年6月24日 20:02)
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